宋雪林

宋雪林（そう せつりん）

宋雪林（ソン・シュエリン、1962年3月8日 - ）は、中国の著名な囲碁棋士です。四川省成都市出身で、中国囲棋協会に所属し、九段の段位を有しています。その実力から「西南王」とも呼ばれ、成都棋院の副院長も務めています。

経歴

宋雪林は成都市で生まれ、12歳から囲碁を始めました。13歳で体育学校に入学し、17歳で省の集中訓練隊、そして国家チームへと進みました。1980年には新体育杯リーグで2位入賞を果たし、その才能を開花させました。1982年には四段に認定され、国手戦でベスト4に進出。1985年には七段に昇段しました。

1986年には、世界アマチュア囲碁選手権戦で3位に入賞し、国手戦の決勝では劉小光に敗れたものの準優勝という成績を収めました。同年、プロ棋士となり、1987年には全国囲棋個人戦で5位に入賞しました。1989年には、全国団体戦で四川省チームの一員として出場し、チームを優勝に導きました。1990年に八段に昇段し、1998年には九段に昇段。同年、第1期春蘭杯に出場しました。

日中囲碁交流にも積極的に参加し、1984年には訪日代表団の一員として日本を訪れました。中国囲棋甲級リーグでは、1999年から2004年まで成都・四川チームで出場し、その後は四川チームのコーチを務めました。中国棋士ランキングでは、1999年4月に16位にランクインしています。

また、1992年には台湾の棋士である周俊勲が成都で修行した際、自宅に滞在させて指導するなど、後進の育成にも力を注ぎました。

主な棋歴

国手戦 準優勝（1986年）
新体育杯戦リーグ 2位（1980年）、6位（1981年）、4位（1986年）、4位（1987年）、5位（1988年）、6位（1989年）
全国囲棋個人戦 5位（1987年）、6位（1985年）
春蘭杯世界囲碁選手権戦 出場（1998年、×結城聡）

日中囲碁交流戦績

1983年：1勝2敗（×長谷川直、○佐藤昌晴、×苑田勇一）
1984年：1勝4敗（0-2 宮沢吾朗、1-2 石井邦生）
1985年：0勝1敗（×上村陽生）

中国囲棋甲級リーグ戦

1999年 - 2004年：成都・四川チームで出場
1999年（成都五牛）
2000年（四川成都五牛）
2001年（四川矮子）
2002年（四川矮子）
2003年（四川矮子）
2004年（四川矮子）

著作

『囲棋序秀攻防百例』

外部リンク

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