宮本町 (板橋区)

東京都板橋区宮本町について

宮本町は、東京都板橋区の東部に位置する、丁目を持たない単独の町名です。町域全体が住居表示を実施しており、主に住宅地として利用されています。東は清水町、南は大和町と富士見町、西は前野町、北は泉町と隣接し、交通の要所としても機能しています。

地理

宮本町は、武蔵野台地の高台部分に位置し、比較的平坦な地形です。主要な道路として、東西に富士見街道、南北に国道17号（中山道）と首都高速5号池袋線が通っています。特に、首都高速道路の板橋本町出入口が町域内に設置されている点は、交通アクセスにおいて重要なポイントです。

地価

住宅地の地価は、2024年7月1日の地価調査によると、宮本町30-6の地点で1平方メートルあたり47万5000円となっています。

歴史

宮本町は、江戸時代には武蔵国豊島郡前野村の一部でした。明治時代に入り、廃藩置県を経て東京府に編入され、その後、郡区町村編制法によって北豊島郡に所属しました。1889年の市制町村制施行により志村と合併し、志村大字前野の一部となりました。

1932年、東京府内市郡併合により板橋区が発足し、志村清水町の一部となりました。1961年には、地番整理により、現在の宮本町が誕生しました。

沿革

1871年：浦和県から東京府へ編入。
1878年：北豊島郡前野村となる。
1889年：志村と合併、志村大字前野の一部に。
1932年：板橋区発足に伴い、志村清水町となる。
1935年：中山道拡幅工事完了、エスビー食品板橋工場が創設。
1944年：都電志村線開通、清水町停留場設置。
1961年：地番整理により、志村清水町の一部が宮本町となる。
1966年：都電志村線廃止。
1968年：都営地下鉄6号線（現三田線）板橋本町駅・本蓮沼駅開業。
1977年：首都高速5号池袋線開通、板橋本町出入口開設。
1981年：エスビー食品工場が東松山市に移転。

世帯数と人口

2024年3月31日現在の情報によると、宮本町の世帯数は3,379世帯、人口は5,373人です。

学区

宮本町は全域が、板橋区立志村第一小学校と板橋区立志村第一中学校の学区に指定されています。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、宮本町には158の事業所があり、従業員数は1,543人です。

交通

鉄道：町域内に駅はありませんが、都営地下鉄三田線の本蓮沼駅と板橋本町駅が利用可能です。

バス：国際興業バスが運行しており、池袋駅や赤羽駅方面へのアクセスが可能です。

道路：首都高速5号池袋線、国道17号（中山道）、富士見街道が町域を通っています。富士見街道は地元で「ヱスビー通り」の愛称で親しまれています。

主要な施設

板橋区立清水図書館
板橋富士見幼稚園
エスビー食品板橋スパイスセンター
コモディイイダ宮本町店
板橋イナリ通り商店街
清水稲荷神社
駄菓子屋ゲーム博物館

その他

郵便番号は174-0054で、板橋北郵便局が担当しています。

宮本町は、歴史的な背景を持ちながらも、現代的な都市機能と住みやすさを兼ね備えた地域です。商店街や地域施設が充実しており、住民の生活を支えています。

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