寄島町

寄島町の概要

寄島町（よりしまちょう）は、岡山県浅口市に位置する地名です。かつては自治体として存在しましたが、2006年3月21日に鴨方町、金光町との合併により浅口市となり、現在は浅口市役所寄島総合支所となっています。旧町域は浅口市寄島町という名称で残っています。

地理

寄島町の地形は、大部分が山林で占められています。町の南部は瀬戸内海に面しており、その名の由来となった寄島との間は干拓されています。この干拓地は、元々は県営農業干拓として整備されましたが、後に多目的利用へと変更され、商工業施設や教育施設、スポーツ施設などが設けられています。

主な山としては、竜王山（289m）と青佐山（249m）があります。また、三郎島という島嶼も含まれています。

歴史

寄島町の歴史は、明治時代にまで遡ります。

1876年（明治9年）：東大島村、六条院西村の飛地、安倉地区が合併し、寄島村が誕生。
1889年（明治22年）：町村制の施行により、寄島村が発足。
1901年（明治34年）：町制を施行し、寄島町となる。
1955年（昭和30年）：浅口郡大島村柴木地区を編入。
1983年（昭和58年）：県営農業干拓が竣工。
2006年（平成18年）：鴨方町、金光町との合併により浅口市となり、寄島町は浅口市寄島町となる。

行政

合併前の寄島町長は岡邊正継氏で、2004年11月26日に就任しました。町議会は定数12人で、共産党の会派も存在していました。

産業

寄島町の主な産業は、漁業と農業です。特に、麦わら帽、カキ、ガザミ（ワタリガニ）、穴ジャコなどが特産品として知られています。

交通

寄島町には鉄道や高速道路、国道は通っていません。最寄りの鉄道駅はJR山陽本線の里庄駅で、平日に限り路線バスが運行されています。また、新倉敷駅との間にも路線バスが毎日運行されています。

道路については、以下の県道が町内を通っています。

岡山県道47号倉敷長浜笠岡線
岡山県道64号矢掛寄島線
岡山県道284号東安倉鴨方線
岡山県道406号寄島笠岡線

施設

寄島町には、以下のような施設があります。

浅口市役所寄島総合支所
寄島郵便局
浅口市立寄島小学校
浅口市立寄島中学校
浅口市立寄島幼稚園
専門学校福嶋リハビリテーション学院
介護老人保健施設いるかの家リハビリテーションセンター
ふれあい交流館「サンパレア」
竜南保育所

スポーツ施設としては、寄島東体育館、寄島武道場、三ツ山スポーツ公園、B&G寄島海洋センターがあります。

事業所としては、山佐株式会社寄島事業所があります。

名所・旧跡・観光スポット

寄島町には、以下のような名所や観光スポットがあります。

寄島園地
三ツ山（三郎島）
大浦神社宮入神事（神馬、奴、千歳楽、神輿、御舟など）
アッケシソウ生育地

その他

詳細な情報については、以下の参考文献や関連項目も参照してください。

金光町・鴨方町・寄島町合併協議会
寄島干拓地内の施設（岡山県 中山間・地域振興課）
岡山県の廃止市町村一覧

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