小千谷大橋

小千谷大橋（おぢやおおはし）

小千谷大橋は、新潟県小千谷市の信濃川に架かる、国道17号小千谷バイパスの一部を構成する重要な橋梁です。全長は584.92メートルあり、桁橋という形式が採用されています。

概要

この橋は、東詰で薭生ICを通じて国道291号に接続し、西詰の三仏生交差点では国道117号と接続しています。小千谷バイパスは、かつて国道17号が通っていた崖崩れの危険性が高い区間を避けるために建設されました。小千谷大橋を利用することで、信濃川を渡り、越の大橋を経由して妙見へと至るルートが確保されています。

特筆すべき点として、国道17号小千谷バイパスは全線が指定区間であるにもかかわらず、小千谷大橋自体は新潟県によって建設されたという点が挙げられます。

構造

小千谷大橋は、以下の形式で構成されています。

1径間単純鈑桁橋
4径間連続箱桁橋
3径間連続箱桁橋

具体的な数値は以下の通りです。

橋長：584.920 m
支間割：(3×80.000 m) + (4×80.000 m) + (3×21.700 m)
総幅員：12.500 m
有効幅員：11.500 m
車道幅員：9.000 m
歩道幅員：2.500 m

橋の建設は、東京鐵骨橋梁・松尾橋梁・宮地鐵工所JV、三菱重工業・三井造船JVによって行われました。

歴史

小千谷大橋は、1982年（昭和57年）6月に竣工し、1983年（昭和58年）7月27日に開通しました。しかし、2004年（平成16年）10月23日に発生した新潟県中越地震によって橋脚が損傷し、同年10月29日まで一般車両の通行が禁止される事態となりました。

周辺情報

小千谷大橋の周辺には、以下のような橋梁があります。

上流側：旭橋
下流側：越の大橋

外部リンク

北陸地方整備局長岡国道事務所
空から見た信濃川・魚野川 - 北陸地方整備局 信濃川河川事務所
信濃川 小千谷大橋

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