小野俊之

小野俊之：波瀾万丈な競輪人生を歩む実力者

小野俊之は、1976年4月21日生まれ、大分県別府市出身の競輪選手です。日本[[競輪選手会]]大分支部に所属し、別府競輪場をホームバンクとしています。競輪学校77期生で、師匠は中西龍太郎。

輝かしいアマチュア時代

大分県立日出暘谷高等学校時代から自転車競技に打ち込み、その才能を開花させました。1994年には、ジュニア世界選手権自転車競技大会のスプリントで銅メダルを獲得。同年、アジア競技大会でも銅メダルに輝き、世界選手権の日本代表にも選出されるなど、高校生ながら目覚ましい活躍を見せました。

プロ競輪選手としての華々しいデビュー

高校時代の輝かしい実績から、技能試験免除で競輪学校に入学。同期には、小倉竜二や山内卓也らがいます。1996年4月18日に別府競輪場でデビューし、初出走は2着でしたが、翌日には初勝利、さらに翌日の決勝戦で優勝と、デビュー場所でいきなり初優勝を飾りました。同年にはルーキーチャンピオンレースも制覇し、順調にS級へと駆け上がりました。

GII初制覇とKEIRINグランプリ初出場

2002年2月、第1回GII西日本王座戦で、小嶋敬二の番手を奪い、直線で差し切って優勝。初代王者となりました。同年11月には全日本選抜で2着となり、GPPによりKEIRINグランプリ02への初出場を果たしました。

KEIRINグランプリ制覇と賞金王

2004年のKEIRINグランプリでは、齋藤登志信と岡部芳幸の3番手を巡る激しい争いを制し、直線で岡部を追い込んで優勝。グランプリ初となる1億円の賞金を獲得し、同年の賞金王に輝きました。

その後と晩年

グランプリ制覇後は一時低迷も経験しましたが、2011年には共同通信社杯競輪秋本番で9年ぶりのGII優勝を果たしました。2017年にはA級に降格するも、後にS級に復帰。しかし、2020年からは再びA級に降格しています。2022年には、甲斐俊祐が初の弟子となりました。

主な獲得タイトルと記録

2004年：KEIRINグランプリ04（立川競輪場）
年間賞金王：2004年

エピソード

GIレースでの優勝経験はないものの、KEIRINグランプリを制覇。
2004年のグランプリ優勝時には、別府八湯のハッピを着て別府をPR。
テレビ番組「世界バリバリ★バリュー」に二度出演。
全盛期には、村上義弘の番手を回ることに拘っていた。
公式サイトでは、自身のテーマを「無道心」と表明。
テレビ番組「マツコ&有吉の怒り新党」で、頭突きのシーンが中心に取り上げられた。
* 2024年下期からは、最下層のA級3班（チャレンジ）に降格。KEIRINグランプリ優勝経験のある選手がチャレンジに出走するのは初の事例。

晩年と今後

脚力の衰えからチャレンジに降格したものの、小野俊之の競輪人生は、その実力と人間性で多くのファンを魅了し続けています。今後の活躍にも期待が集まります。

もう一度検索