山陽町 (山口県)

山陽町（さんようちょう）

山陽町は、かつて山口県南西部に存在した町です。1956年9月30日に厚狭町（あさ）と埴生町（はぶ）が合併して誕生しましたが、2005年3月22日に小野田市と合併し、山陽小野田市となり、その歴史に幕を閉じました。

合併以前の2000年国勢調査では、小野田市の郊外として、宇部市を中心市とする宇部都市圏の2次圏に位置づけられていました。また、下関市や北九州市との繋がりも深く、1990年代までは下関都市圏の2次圏でもありました。

地理

山陽町は、山口県西部の周防灘に面していました。町の主要な地形は、厚狭地区を流れる厚狭川、埴生地区を流れる前場川・糸根川によって形成されています。町役場が置かれていた厚狭地区は、厚狭盆地に位置していました。

隣接していた自治体

小野田市
宇部市
美祢市
下関市

歴史

町名は、「山陽地区を代表する都市となるように」との願いを込めて命名されました。

沿革

1956年（昭和31年）9月30日 - 厚狭町・埴生町が合併し、山陽町が発足。
2005年（平成17年）3月22日 - 小野田市と合併し、山陽小野田市が発足。同日、山陽町は廃止。

産業

山陽町では、漁業が盛んに行われていました。

埴生漁港
梶漁港

教育

高等学校の学区は「厚狭学区」に属し、町内には山口県立厚狭高等学校がありました。中学校は厚狭・厚陽・埴生、小学校は厚狭・出合・厚陽・埴生・津布田がそれぞれ存在していました。

交通

鉄道路線

中心となる駅：厚狭駅
西日本旅客鉄道
山陽新幹線：厚狭駅
山陽本線：厚狭駅 - 埴生駅
美祢線：厚狭駅 - 湯ノ峠駅

道路

高速道路
山陽自動車道宇部下関線：周防灘PA - 埴生IC
厚狭地区からは小野田ICの方が近い場合もあります。地域によっては中国自動車道美祢西IC・小月ICも利用されていました。
一般国道
国道2号 - 町内を東西に貫く国道。合併後の2008年に厚狭・埴生バイパスが全線開通し、旧道は県道船木津布田線・市道・国道190号となりました。
国道190号 - 埴生地区から宇部・小野田方面に至る国道。
国道316号 - 厚狭地区から美祢・長門方面に至る国道。
都道府県道
山口県道65号山陽豊田線
山口県道71号小野田山陽線
山口県道224号西万倉山陽線
山口県道226号津布田郡線
山口県道227号厚狭停車場郡線
山口県道228号厚狭停車場線
山口県道229号埴生停車場線
山口県道232号奥万倉山陽線
山口県道260号宇賀山陽線
山口県道355号奥万倉厚狭線

主要施設

山陽オートレース場

関連項目

* 山口県の廃止市町村一覧

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