岡山駅 (高雄市)

岡山駅は、台湾高雄市岡山区に位置する、台湾鉄路公司（台鉄）縦貫線と高雄捷運紅線の駅です。この駅は、区間車、区間快車、莒光号（観光列車を除く）、自強号といった多様な列車が停車する交通の要所となっています。

歴史

台湾鉄路

岡山駅の歴史は、1900年11月29日に台南と打狗（現在の高雄港駅）間が開業した際に、阿公店停車場としてその歩みを始めました。その後、1920年10月1日に日本式の地名変更に伴い、岡山駅（歴史的仮名遣：をかやまえき）と改称されました。

1923年11月には、日本式の木造駅舎が完成し、地域のシンボルとなりました。しかし、時代の流れと共に駅舎の老朽化が進み、1985年7月15日に新駅舎の移転工事が開始されました。そして、1993年10月31日、台1線を隔てて約400メートル東側の現在地に移転し、台湾省政府委員の林淵源や立法院副院長の王金平が参列して盛大な式典が開催されました。しかし、1995年11月3日には、平和路の旧駅舎が火災により焼失してしまいました。

高雄メトロ

近年では、高雄捷運紅線の延伸計画が進められ、2018年11月11日に当駅までの延伸工事が開始されました。そして、2024年6月30日に高雄捷運紅線が延伸開業し、岡山駅は新たな交通の結節点として生まれ変わりました。

駅構造

台湾鉄路

台鉄の岡山駅は、島式ホーム2面4線の地上駅です。ホームと駅舎は地下道で結ばれており、利用者の安全と利便性が確保されています。

のりば

高雄捷運

高雄捷運の岡山駅は、相対式ホーム2面2線の高架駅で、台鉄駅の西側、中山路（台1線）上に南北方向に設置されています。出口は東西2ヶ所に設けられ、東側は台鉄駅前のバスロータリーと直結しています。

のりば

利用状況

台鉄の岡山駅は、地域の重要な交通拠点として、多くの乗客に利用されています。

駅周辺

駅周辺には、様々な施設が点在しています。岡山区公所、国立岡山高校、高雄市立岡山国民小学といった教育機関のほか、空軍軍官学校、航空教育展示館（航空博物館）、空軍軍史館といった航空関連施設もあります。また、国軍814医院や内政部移民署高雄市第二事務所など、公共機関も立地しています。交通面では、台1線が駅前を通り、岡山夜市や合作金庫銀行 北岡山支店など、商業施設も充実しています。

駅前広場には「岡山轉運站」バス停があり、そこから客運（長距離バス）を利用することができます。

隣の駅

台湾鉄路

縦貫線南段

路竹駅 - 岡山駅 - 橋頭駅

高雄捷運

■紅線

岡山高医駅 (R24) - 岡山車站駅 (RK1)

脚注

この情報は、公式ウェブサイトや関連資料を基に作成されました。

関連項目

台湾の鉄道駅一覧

外部リンク

岡山車站 - 高雄MRT （日本語）
岡山駅周辺地図 - 高雄MRT （日本語）
駅と周辺情報>岡山 （日本語）（中国語）（英語）
(旧サイト)岡山車站 （繁体字中国語）
(旧サイト) Gangshan Station - ウェイバックマシン（2008年6月11日アーカイブ分） （英語）

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