岩沼バイパス

岩沼バイパス

岩沼バイパスは、宮城県岩沼市内の国道4号のバイパスとして機能する道路です。このバイパスは、柴田郡柴田町から岩沼市を経て名取市へと至る仙台都市圏の主要な動脈の一部を構成し、広義の仙台バイパスの一部としても重要な役割を担っています。

概要

起点: 宮城県柴田郡柴田町四日市場
終点: 宮城県岩沼市梶橋
全長: 7.4km
車線数: 4車線

特徴

岩沼バイパスは、柴田町四日市場で柴田バイパスからその名称を引き継ぎます。常磐線の跨線橋を越えると、沿道にはロードサイドショップが数多く見られるようになります。岩沼市藤浪交差点で国道6号と合流しますが、この交差点では福島方面からの国道6号への右折が終日禁止されています。バイパスは岩沼警察署前を通過し、行政上は名取市との境界を跨ぎますが、岩沼市として認識されることが多いようです。下り線（仙台方面）には岩沼市と名取市の市境標識が設置されていないため、特にその傾向が強いです。終点の岩沼市梶橋では旧道と合流し、ここで（狭義の）仙台バイパスへと名前が引き継がれます。

旧国道4号は、かつての奥州街道（陸羽街道）に相当し、柴田町四日市場の岩沼市境で現道から右に分岐します。その後、現道との立体交差をくぐり、竹駒神社の近くで旧国道6号と合流、岩沼市街を縦断し、岩沼市梶橋で再び現道に合流します。現在、旧道区間は岩沼市に移管されており、一部は県道と重複しています。そのため、岩沼バイパスはバイパスという名称でありながら、国道4号の本線として機能しています。

また、梶橋交差点から名取市飯野坂交差点の間は、元々国道4号の本線の一部ですが、仙台バイパスの一部としても認識されることがあります。便宜的に「仙台バイパス」と呼ばれることが多く、飯野坂交差点以北の仙台バイパスの名取市部分を「名取バイパス」と呼ぶこともありますが、これはあくまで俗称です。

交通状況

国道6号との交点である藤浪交差点以北は、交通量が非常に多く、特に下りの仙台方面では岩沼市役所入口付近、上りの福島・相馬方面では藤浪交差点や岩沼警察署前の末広交差点（宮城県道125号岩沼海浜緑地線との交点）で渋滞が発生しやすくなっています。特に、藤浪交差点は福島方面からの相馬方面への右折が終日禁止されているため、福島方面から相馬方面へ向かう場合は、一つ手前の十字路を右折して旧国道6号を経由する必要があります。

通過市町村

柴田郡柴田町
岩沼市
名取市
岩沼市

交差する道路

バイパスには、以下の道路が接続しています。詳細は省略。

歴史

1959年（昭和34年）：着工
1963年（昭和38年）5月：国道6号との交点以北が4車線で供用開始
1963年（昭和38年）12月：国道6号との交点以南が暫定2車線で供用開始
1979年（昭和54年）3月：全線4車線で供用開始

交通量

2005年度（平成17年度道路交通センサス）によると、平日24時間交通量は以下の通りです。

柴田郡柴田町槻木字四日市場：53,218台

関連事項

バイパス道路
日本のバイパス道路一覧
東北地方の道路一覧

外部リンク

国土交通省 東北地方整備局 仙台河川国道事務所
国道4号末広交差点地下横断歩道施設（案）基本デザイン決定

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