広尾レース

広尾レース株式会社：競走馬の育成と競争への挑戦

広尾レース株式会社は、日本中央競馬会に馬主登録されたクラブ法人です。一口馬主制度を活用し、競走馬の所有と育成、そして中央競馬への出走を目的として活動しています。同社は、愛馬会法人である広尾サラブレッド倶楽部株式会社と密接に連携しており、同倶楽部からの競走馬の現物出資を受けて運営されています。

広尾レースの勝負服は、青を基調に緑色の袖に一本輪がデザインされたものです。ゴドルフィンの勝負服とよく似た色合いであることが特徴的です。なお、冠名は特に使用していません。

同社の前身は「サウスニア」というクラブで、主に外国産馬を扱っていました。2007年に現在の「広尾レース」としてリニューアルされ、新たな体制で競走馬の育成とレースへの挑戦を続けています。

歴史と軌跡

広尾レースの歴史は1995年にまで遡ります。クラブ創設から現在に至るまで、数々の競走馬を育成し、数々のレースで好成績を収めてきました。

1995年: クラブ創設
2007年3月: リニューアル
2009年: ステラリード号が函館2歳ステークスを制覇し、クラブとして初の重賞競走制覇を達成。
2022年: パンサラッサ号がドバイターフを制覇し、クラブとして念願のGI競走初制覇を達成。この勝利は、広尾レースの新たな歴史の始まりを告げる大きな出来事となりました。

主な所有馬

広尾レースは、これまでに数々の優秀な競走馬を所有してきました。その中には、重賞競走やGI競走で勝利を収めた馬も多く含まれています。

現役馬:
バスラットレオン: ニュージーランドトロフィー、ゴドルフィンマイル、1351ターフスプリント優勝など輝かしい成績を残しています。
キングエルメス: 京王杯2歳ステークス優勝
アンモシエラ: ブルーバードカップ、JBCレディスクラシック優勝

引退馬:
スターリーヘヴン: 福島牝馬ステークス2着
ステラリード: 函館2歳ステークス優勝
ブリッツェン: ダービー卿チャレンジトロフィー優勝
エタンダール: 青葉賞2着
ディメンシオン: 京成杯オータムハンデキャップ2着
ドゥオーモ: 小倉大賞典2着、函館記念2着
クレッシェンドラヴ: 福島記念優勝、七夕賞2勝
パラスアテナ: 紫苑ステークス2着
パンサラッサ: ラジオNIKKEI賞、札幌記念、天皇賞（秋）2着、福島記念、中山記念、ドバイターフ、サウジカップ優勝など数々のGI競走で活躍しました。

広尾サラブレッド倶楽部

広尾レースは、愛馬会法人である広尾サラブレッド倶楽部と深く連携しています。同倶楽部の代表取締役社長は米山尚輝氏です。広尾サラブレッド倶楽部は、前身がサウスニアレースホースクラブであり、シンボリ牧場との繋がりがあったと伝えられています。

まとめ

広尾レース株式会社は、一口馬主制度を通じて競走馬の所有と育成を行い、中央競馬での勝利を目指しているクラブ法人です。数々の実績と、愛馬会法人との強固な連携により、今後も日本の競馬界に貢献していくことが期待されています。 その活躍から目が離せません。

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