彩の国

彩の国（さいのくに）とは

「彩の国」とは、埼玉県が県に対する親しみや愛着を高めるために作った愛称です。1992年（平成4年）11月14日（埼玉県民の日）に公募によって選ばれました。

概要

「彩の国」という愛称は、埼玉県の多彩な魅力や大きな発展の可能性を表しています。しかし、「彩」の字をつけたネーミングは、語呂合わせで作られた造語であるため、県内外に浸透しているとは言えません。最近では、地方競馬の浦和記念のように「彩の国」を外す動きも出てきています。

「彩の国」はあくまでも埼玉県が使用する名称であり、さいたま市によるものではありません。さいたま市内にある「彩の国」という名称の公共機関は、すべて埼玉県によるものです。

県道や県管理の補助国道の路線番号案内標識や、交差点名標識にも「彩の国」と記載されています。

彩の国が使われている名称の例

彩の国だより - 埼玉県の広報誌
彩の国さいたま芸術劇場 - さいたま市中央区にある舞台芸術施設
彩の国さいたま寄席～四季彩亭 - 彩の国さいたま芸術劇場で開催されている演芸公演
彩の国シェイクスピア・シリーズ - 彩の国さいたま芸術劇場で開催されている演劇公演
彩の国ふれあい牧場 - 東秩父村にある埼玉県秩父高原牧場のうち、一般開放しているエリアの愛称・通称
彩の国くまがやドーム - 熊谷市の県営熊谷スポーツ文化公園内にある多目的室内運動場
彩の国実業団駅伝大会 - 県内を南北に縦断して開催される東日本実業団対抗駅伝競走大会（男子）の愛称
彩の国優良ブランド品 - 埼玉県と埼玉県物産観光協会によって優れた県産品を指定
彩の国黒豚 - イギリス系バークシャー種を原種とする県産黒豚
彩の国ロードサポート - 埼玉県管理道路の歩道部分について、清掃活動や花を植え・育てること等をボランティアで実施する団体を認定し、支援する制度およびその団体を指す名称
彩の国「新しい生活様式」安心宣言 - 新型コロナウイルスの感染防止対策として、埼玉県が定めたガイドライン
彩の国あゝ埼玉 - さいたまんぞうが歌う彩の国（埼玉県）を題材とした歌謡曲

過去の使用例

彩の国まごころ国体 - 2004年に埼玉県で開催された国体の愛称
彩の国分権モデル市町村 - 埼玉県独自の権限委譲政策
彩の国中核都市 - 中核市に準じた事務の移譲を中核市に満たない市に対して行っていた事業
彩の国浦和記念 - 浦和競馬場の最大の重賞競走。2001年から2008年までこの名称で開催
彩の国スタジアム線 - 埼玉高速鉄道線の路線愛称。2015年11月に新たな愛称「埼玉スタジアム線」が決定したことに伴い、消滅

彩の国に由来して「彩」のみ採用した名称

彩甲斐街道 - 国道140号の県内区間に設定された道路愛称
彩のかがやき・彩のきずな - 埼玉県農林総合研究センターで開発された、イネの品種
南彩農業協同組合（JA南彩）
彩北広域清掃組合
T.T彩たま - Tリーグに所属する卓球チームおよびその運営法人名
彩たまご - 熊谷市の松本米穀精麦株式会社が展開する、鶏卵ブランド
彩尊光 - 越谷市出身の大相撲力士

過去の使用例

彩野 - かつてJR東日本が所有していたジョイフルトレインの1つ
東彩ガス - かつて存在した埼玉県東部を中心に営業する都市ガス会社。現在のエナジー宇宙

関連項目

ダ埼玉
コバトン
火の国：熊本県の雅称・愛称。埼玉県の愛称募集の際、例として挙げられた。
杜の都：宮城県仙台市の雅称・愛称。埼玉県の愛称募集の際、例として挙げられた。

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