持田記念学術賞

持田記念学術賞について

持田記念学術賞は、公益財団法人持田記念医学薬学振興財団によって運営される、日本の権威ある学術賞の一つです。この賞は、生命科学を中心とした医学、薬学、およびそれらに関連する物理学、化学、工学、生物学などの分野において、先見的かつ独創的な研究を行った研究者を顕彰することを目的としています。

賞の概要

持田記念学術賞は、単に優れた研究成果を評価するだけでなく、将来の科学技術の発展に貢献する可能性を秘めた、革新的な研究を重視する点が特徴です。このため、受賞対象となる研究分野は非常に幅広く、基礎研究から応用研究まで、多岐にわたる研究が評価の対象となります。

受賞者の選考

受賞者は、各分野の専門家からなる選考委員会によって厳正に選ばれます。選考においては、研究の独創性、先見性、および学術的意義が総合的に評価されます。受賞者には、賞状と賞金が授与され、その功績が広く社会に周知されます。

過去の受賞者

過去の受賞者には、日本の生命科学研究を牽引してきた数多くの著名な研究者が名を連ねています。以下に、各年度の受賞者の一部を記載します。

1984年度: 島田和典、笹月健彦
1985年度: 野本明男、日野亨
1986年度: 加藤巌、矢﨑義雄
1987年度: 多田富雄 、滝島任
1988年度: 吉田博、内野治人
1989年度: 濱岡利之、日高弘義
1990年度: 石浜明、松森昭
1991年度: 高久史麿、鈴木和夫
1992年度: 高津聖志、長田重一
1993年度: 田坂賢二、河盛隆造
1994年度: 中村敏一、二井將光
1995年度: 谷口維紹、黒川清
1996年度: 春日雅人、今井正
1997年度: 真弓忠、佐々木英忠
1998年度: 平野俊夫、平井久丸
1999年度: 菅村和夫、浅島誠
2000年度: 永井良三、長野哲雄
2001年度: 清水孝雄、 中尾一和
2002年度: 門脇孝、西川伸一
2003年度: 宮園浩平、坂口志文
2004年度: 清野進、菊谷仁
2005年度: 小室一成、堅田利明
2006年度: 西山幸廣、深見希代子
2007年度: 吉村昭彦、井上純一郎
2008年度: 加藤茂明、高柳広
2009年度: 濡木理、杉山雄一
2010年度: 間野博行、林﨑良英
2011年度: 福田恵一、松田道行
2012年度: 松本邦弘、熊ノ郷淳
2013年度: 一條秀憲、坂野仁
2014年度: 辻省次、小川誠司
2015年度: 横山茂之、鍋島陽一
2016年度: 水島昇、本田賢也
2017年度: 吉森保 、岩井一宏
2018年度: 斎藤通紀、村田茂穂
2019年度: 浦野泰照、竹田潔
2020年度: 佐藤俊朗、胡桃坂仁志
2021年度: 西村栄美、大野博司
2022年度: 岡野栄之、中山敬一
2023年度: 武部貴則、岩坪威、黒﨑知博
2024年度: 椛島健治、中西真

持田記念医学薬学振興財団について

持田記念学術賞を運営する持田記念医学薬学振興財団は、医学、薬学分野の発展を支援することを目的とした公益財団法人です。この財団は、学術賞の授与だけでなく、研究助成、学術交流の促進など、多岐にわたる活動を展開しています。

関連情報

持田製薬: 持田記念学術賞を運営する財団の設立母体である持田製薬は、日本の大手製薬会社です。
* 持田記念医学薬学振興財団: 財団の公式ウェブサイトでは、詳細な情報や最新の活動状況を確認することができます。

この賞は、日本の生命科学研究の発展に大きく貢献しており、今後の科学技術の進歩を牽引する研究者の育成に重要な役割を果たしています。

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