新さっぽろアークシティ デュオ

新さっぽろアークシティ デュオは、北海道札幌市厚別区に計画された新札幌副都心において、その開発第2期事業の一環として建設された駅ビル内に設けられたショッピングセンターです。JR北海道新札幌駅のターミナルビルを構成する主要施設の一つであり、駅を挟むように南棟（デュオ-1）と北棟（デュオ-2）の二つの建物で成り立っています。建物の1階部分はそれぞれ異なる役割を担っており、デュオ-1側には新札幌バスターミナルが、デュオ-2側にはタクシー乗り場が設けられており、交通結節点としての機能も兼ね備えています。

デュオは、隣接するショッピングセンター「サンピアザ」をはじめとする駅周辺の施設群と連絡通路で結ばれており、これら一体となったエリアは「新さっぽろアークシティ」という愛称で親しまれています。新札幌副都心の玄関口として、公共交通機関との高い親和性を持ち、地域の利便性向上に大きく貢献しています。

各棟には多種多様なテナントが入居しており、利用者の幅広いニーズに応えています。

デュオ-1 (duo-1)

デュオ-1は、特にサービス機能や専門店の集積が見られる棟です。2016年には大規模なリニューアルが実施され、地下1階フロアが大きく生まれ変わりました。このフロアには、アインファーマシーズが運営する大型コスメドラッグストア「アインズ&トルペ」が登場したほか、旅行関連の「JTB」や「HIS」、そしてJTB商事による北海道初の店舗となる旅行用品専門店「J's旅道具」など、旅に関するサービスや商品を提供する店舗が集まりました。さらに、生活に欠かせない郵便局や、社会貢献活動である献血を行う日本赤十字社の「新さっぽろ献血ルーム」といったサービスサポートショップもこのフロアに集約されています。

建物内の他のフロアにも特色があり、5階は様々なジャンルの飲食店が集まるレストラン街となっており、食事を楽しむことができます。また、7階には教育関連施設として学習塾が入居しており、学生の利用も見られます。近年では、2023年11月23日の改装を経て、2階と3階の一部フロアには家電量販店の「コジマ×ビックカメラ」が新たにオープンし、品揃えの幅が広がりました。このほかにも、遊技施設の「パーラー太陽」、学習塾の「練成会グループ ブレインズ・ジム」、メガネ専門店の「富士メガネ」、書籍販売の「文教堂書店」など、多様な店舗が営業しています。

デュオ-2 (duo-2)

デュオ-2は、特にファミリー層や医療関連の機能が充実している棟です。2017年の大規模リニューアルでは、2階フロアが「ベビーとキッズのフロア」として再編成されました。このフロアは、3階に入居するベビー・マタニティ用品専門店の「アカチャンホンポ」と一体的なゾーニングを形成しており、小さなお子様連れの家族が利用しやすい環境が整備されています。

4階には「デュオメディカルモール」が設けられており、複数の診療所や調剤薬局が集積しています。地域の医療拠点として、多くの住民が利用しています。5階には文化・芸術に触れることのできる施設として、作品展示などが行われる「新さっぽろギャラリー」や、様々な講座が開設されているカルチャーセンター「新さっぽろ デュオカルチャースクール」があり、地域住民の学びや趣味活動の場を提供しています。

この棟にも多岐にわたるテナントが含まれており、「セリア」のような生活雑貨店、「スタジオ･アン」のような写真館、「美容室 ピーディー ヴィセオ」のような美容室、そして保険相談窓口の「ほけんの窓口」など、生活に密着したサービスや店舗が揃っています。

アクセス

新さっぽろアークシティ デュオは、交通アクセスが非常に優れています。

札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ駅」とは直結しており、改札を出てすぐにアクセスできます。
北海道旅客鉄道（JR北海道）「新札幌駅」からも、歩いておよそ1分という至近距離にあります。
* 車で訪れる場合も、道央自動車道の「大谷地インターチェンジ」または「札幌南インターチェンジ」からおよそ10分ほどで到着可能です。駐車場も完備しており、車でのアクセスも便利です。

これらの特徴を持つ新さっぽろアークシティ デュオは、新札幌副都心の中核的な商業施設として、日々の買い物から専門的なサービス利用、文化・教育活動まで、多様なニーズに対応する利便性の高い施設として地域住民や訪問者に利用者に広く利用されています。

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