新宿区立江戸川小学校
新宿区立江戸
川小
学校は、
東京都新宿区水道町に所在する公立小
学校です。
1905年(
明治38年)に
東京市江戸
川尋常小
学校として開校以来、100年以上の歴史を誇ります。地域に深く根ざした教育活動を展開しており、多くの卒業生を輩出してきました。
開校の経緯
江戸
川小
学校は、赤城尋常小
学校、津久戸尋常小
学校(現:新宿区立津久戸小
学校)、早稲田尋常小
学校(現:新宿区立早稲田小
学校)の3校から児童を移し、これらの小
学校から分離する形で開校しました。開校当初は、1年生から3年生までの6学級、322名の児童でスタートしました。
赤城小学校について
開校時に児童が移籍した3校のうち、赤城小
学校は現在では存在しません。赤城小
学校は、
戦前に赤城神社の
境内に位置していた公立小
学校で、現在の新宿区
赤城元町にありました。しかし、
1945年(
昭和20年)の
東京大空襲で校舎を焼失し、終
戦後の
1946年(
昭和21年)に廃校となりました。
校名の由来
江戸
川小
学校の校名は、
学校の北側を流れる神田
川の旧名「江戸
川」に由来しています。かつて神田
川は「平
川」と呼ばれていましたが、
江戸時代の
神田上水建設の際に、その一部が「江戸
川」と呼ばれるようになりました。この地域は、春には桜、夏には蛍の名所として親しまれ、開校時にその名をとって「江戸
川」小
学校と名付けられました。
現在、
川の名前は「神田
川」に統一されましたが、江戸
川小
学校の校名や、近隣の江戸
川橋、江戸
川橋駅などに、その名残を留めています。また、
学校所在地の水道町や、神田
川対岸の
文京区水道という
地名も、
神田上水に由来しています。
沿革
1905年(
明治38年)
12月1日 -
東京市江戸
川尋常小
学校として開校。
1906年(
明治39年)5月1日 -
東京市江戸
川尋常高等小
学校へ改称。
1906年(
明治39年)10月1日 -
校歌を制定(現
校歌)。
1908年(
明治41年)4月1日 -
東京市江戸
川尋常小
学校へ再度改称。
1917年(
大正6年)3月16日 - 木造2階建ての新校舎が完成。
1936年(
昭和11年)3月15日 - 鉄筋4階建ての現校舎が完成。
1941年(
昭和16年)4月1日 -
国民学校令施行により、
東京都江戸
川国民学校へ改称。
1948年(
昭和23年)4月1日 -
学制改革により、
東京都新宿区立江戸
川小
学校へ改称。
1997年(平成9年) - 併設の公立
幼稚園・新宿区立江戸
川幼稚園が休園。
2005年(平成17年)3月7日 - 普通教室等の冷暖房設備設置工事が完成。
2008年(平成20年)1月21日 -
校庭改修工事が完成。
2010年(平成22年)4月1日 -
学校ICTシステム稼働開始。
2023年(
令和5年)1月 - 新宿区教育課題モデル校となる。
校章は、桜の花の中央に「江」の文字を配したデザインです。これは、かつて江戸
川(現在の神田
川)が桜の名所として親しまれていたことに由来します。
校歌は、
1906年(
明治39年)に制定され、作詞は新保磐次、作曲は天谷秀が担当しました。歌詞には、江戸
川の桜と
川の流れが歌われており、古風な
文語体ながらも、現在まで歌い継がれています。
教育目標
江戸
川小
学校は、以下の3点を教育目標として掲げています。
1. よく考えやりぬく子
2. 明るくじょうぶな子
3. 仲良く助け合う子
これらの目標は、開校当初から変わらず、児童の成長を支える指針となっています。
江戸
川小
学校の通
学区域は以下の通りです。
水道町 - 全域
赤城下町 - 全域
改代町 - 全域
築地町 - 全域
中里町 - 全域
西五軒町 - 全域
東五軒町 - 全域
天神町 - 1~40番地
山吹町 - 4~8番地、258~270番地、293~318番地
通
学区域の大部分は新宿区立
牛込第三中
学校の通
学区域ですが、山吹町の一部は新宿区立
牛込第二中
学校の通
学区域となっています。
江戸
川小
学校の敷地内には、かつて新宿区立江戸
川幼稚園が併設されていました。しかし、1997年(平成9年)に休園し、その後、保育ルームとして活用されています。しかし、この保育ルームも
2028年度(
令和10
年度)までに事業を終了することが決定しています。
周囲の環境
学校の周囲は住宅街であり、
マンションなどが建ち並んでいます。また、
出版・
印刷・
製本関連の会社や工場も多く、地域の産業を支えています。近隣には、赤城神社、新宿区立赤城生涯教育館、神田
川などがあります。
主な周辺施設
赤城神社
新宿区立赤城生涯教育館
神田
川
石切橋
三晃
印刷本社
トーハン本社
双葉社本社
凸版
印刷小石
川ビル
トッパンホール・
印刷博物館
新宿区立東五軒公園
新宿区立白銀公園
新宿
改代町郵便局
地蔵通り商店街
江戸
川橋通り
首都高速5号池袋線
交通アクセス
東京メトロ有楽町線江戸
川橋駅 徒歩7分
東京メトロ東西線神楽坂駅 徒歩7分
都営バス 上69系統・飯64系統「石切橋」バス停より徒歩
関連情報
江戸
川小
学校は、地域社会との連携を大切にしながら、子どもたちの成長を支えています。この
学校の歴史と教育活動は、地域とともに歩んできた証と言えるでしょう。
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外部リンク
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