新座頭市物語 折れた杖

新座頭市物語 折れた杖

『新座頭市物語 折れた杖』は、1972年9月2日に東宝が配給した時代劇映画であり、勝新太郎主演の『座頭市』シリーズの24作目にあたります。本作は、勝新太郎自身が初めて監督を務めた作品としても特筆されます。

あらすじ

盲目の侠客である座頭市が、旅の中でさまざまな人々と出会い、事件に巻き込まれていく物語が展開されます。詳しいあらすじはネタバレになるためここでは控えますが、座頭市が持ち前の正義感と居合の腕で悪に立ち向かう姿は、観る者を魅了します。

出演者

勝新太郎: 座頭市
中村賀津雄: 丑松
太地喜和子: 錦木
吉沢京子: 楓
高城丈二: 神条常盤
春川ますみ: お浜
青山良彦: 安房屋徳治郎
大滝秀治: 飯岡助五郎
小池朝雄: 鍵屋万五郎
藤岡重慶: 代貸の猪之吉
松山照夫: 伊八
田島和子: 花里
小海秦寛: 新吉
伏見直江: 老婆
森田昌美: 浪路
薮内武司: 寅吉
森章二: 銀造
古川ロック: 竹造
長岡三郎: 吉兵衛
福井隆次: 甚造
浜田雄史: 仁助


豪華なキャストが作品に深みを与えています。特に、勝新太郎演じる座頭市の圧倒的な存在感は、本作の見どころの一つです。

スタッフ

監督: 勝新太郎
脚色: 犬塚稔
音楽: 村井邦彦
製作: 勝新太郎、西岡弘善
企画: 久保寺生郎
撮影: 森田富士郎
編集: 谷口登司夫
美術: 太田誠一


勝新太郎の初監督作品であり、彼の才能が多岐にわたることがわかる作品です。

ロケ地

京丹後
立岩海岸
大成古墳群

美しいロケーションが、作品の雰囲気を盛り上げています。

併映作品

『子連れ狼 死に風に向う乳母車』: 三隅研次監督作品

作品の評価

『新座頭市物語 折れた杖』は、座頭市シリーズの中でも異彩を放つ作品として評価されています。勝新太郎の監督としての才能も高く評価され、その後の彼の監督作品にも影響を与えました。また、時代劇ファンだけでなく、多くの映画ファンに愛される作品となっています。

外部リンク

新座頭市物語 折れた杖 東宝公式


この作品は、勝新太郎の監督としての才能が開花した記念すべき作品であり、座頭市シリーズのファンだけでなく、映画を愛するすべての人に観ていただきたい作品です。

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