新村駅 (長野県)

新村駅について

新村駅（にいむらえき）は、長野県松本市大字新村に位置する、アルピコ交通上高地線の駅です。駅番号はAK-08で、駅構内には新村車両所が併設されています。この車両所は、かつては歴史的な車両が保管されていたことで知られています。

歴史

新村駅は、開業以来使用されてきた旧駅舎がありましたが、2012年3月24日に新しい駅舎が完成し、使用が開始されました。旧駅舎は、その後2017年3月に解体されています。

年表

1921年（大正10年）10月2日：筑摩鉄道の駅として、松本駅 - 当駅間が開業。
1922年（大正11年）
5月10日：当駅 - 波多駅（現：波田駅）間が延伸開業。
9月：波多駅 - 島々駅間が延伸開業。
10月31日：筑摩電気鉄道に社名変更。
1932年（昭和7年）12月2日：松本電気鉄道に社名変更。
2011年（平成23年）4月1日：アルピコ交通に社名変更。
2012年（平成24年）3月24日：新駅舎の使用を開始。
2017年（平成29年）3月下旬：旧駅舎を解体。
2021年（令和3年）
8月15日：大雨の影響で西松本駅 - 渚駅間にある田川橋梁が被災し、運休。
8月16日：松本駅 - 当駅間でバスによる代行輸送を開始。
10月8日：渚駅 - 新島々駅間で列車の運行を再開、これにより当駅の代行バスは終了。松本駅 - 渚駅間の代行バスは継続。

駅構造

新村駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。駅舎からホームへは構内踏切を通って移動します。駅は直営で運営されていますが、窓口の営業時間は7時20分から15時05分までとなっています。

新村車両所

駅に隣接する新村車両所は、上高地線の車両基地として機能しており、留置線が設けられています。かつては、国鉄の最初の電車である「ハニフ1」が保管されていましたが、2007年に鉄道博物館へ寄贈されました。また、東急初代5000系を改造した5000形も保存されていましたが、2020年に群馬県へ移設されました。現在、同所には凸型電気機関車ED301のみが保存されています。

イベント

毎年3月下旬には、駅構内で「上高地線ふるさと鉄道まつり」が開催され、車両所が一般開放されます。

利用状況

松本市の統計によると、1日平均の乗車人員が記録されています。

駅周辺

駅の周辺には、以下の施設やスポットがあります。

国道158号
長野県道48号松本環状高家線
倭橋
専称寺
岩碕神社
筑摩鉄道創業者 上條信の記念碑
鉄道利用者向けパークアンドライド駐車場
秋葉原遺跡・秋葉原古墳群
中部縦貫自動車道（松本波田道路） - （事業中）

バス路線

2023年3月31日をもって、新村駅を発着する路線バスは廃止されました。廃止前は、松本市西部地域コミュニティバスとして以下の路線が運行していました。

A線（島内・新村線）：ラーラ松本 行
B線（南松本・新村線）：南松本駅 行（一部はイトーヨーカドー(南松本店) 行）
C線（梓川・波田線）：アイシティ21 行（一部は波田駅 行）

隣の駅

アルピコ交通上高地線における隣接駅は以下の通りです。

北新・松本大学前駅（AK-07）
三溝駅（AK-09）

関連項目

日本の鉄道駅一覧
白線流し - 1996年のドラマに当駅が登場。

脚注

外部リンク

新村駅 - アルピコ交通
* 動画で見るニッポンみちしる 新村駅 - NHKアーカイブス（旧駅舎の映像）

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