新栄教会

新栄教会

新栄教会は、1873年（明治6年）に設立された東京で最初の教会、東京公会（または新榮會堂）を起源とします。その後、新栄橋教会と改称し、現在の新栄教会に至ります。現在は、東京都目黒区に日本基督教団新栄教会として存在し、その歴史を刻み続けています。

歴史

1873年（明治6年）、長老派宣教師ディビッド・タムソンの発案により、東京在住の信徒のために横浜公会の支会として設立されました。設立の中心人物は、デビット・タムソン仮牧師と小川義綏長老でした。設立に先立ち、横浜公会の会員総会で満場一致の議決を経て、東京支会の会員8名が連名で設立許可の請願書を提出。これに対し、横浜本会の奥野昌綱長老とジェームス・バラ仮牧師が推薦状を与えました。以降、横浜公会と東京公会は協調関係を築きました。タムソンは1880年まで仮牧師を務めました。

1880年（明治13年）には、初代牧師として石原保太郎が就任しました。1878年（明治11年）には第一回全国基督教信徒大親睦会が開かれ、石原牧師時代の1882年にも第三回全国基督教信徒大親睦会が開催されています。

その後、横浜の奥野昌綱長老と東京の小川長老が、日本人最初の伝道旅行として上総と武州八王子を訪れました。

現在の目黒の所在地では、1894年（明治27年）から1942年（昭和17年）まで、プロテスタント系の慈善団体「好善社」がハンセン病療養所「慰廃園」を運営していました。

歴代牧師

仮牧師: デイビッド・タムソン(1873 - 1880)
初代: [石原保太郎]
第2代: 貴山幸次郎(1890 - 1897)

出身者

櫛部漸
石原量
矢嶋楫子

現在の所在地

東京都目黒区中町一丁目6番16号

関連項目

慰廃園
日本基督教団の教会・伝道所一覧
日本のプロテスタント教会一覧
東京都のプロテスタント教会一覧

脚注

参考文献

守部喜雅『日本宣教の夜明け』いのちのことば社、2009年
『長老・改革教会来日宣教師事典』新教出版社、2003年

外部リンク

* 日本基督教団東京南支区ホームページ(新栄教会紹介)

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