新町通

新町通（しんまちどおり）

新町通は、京都市内を南北に縦断する主要な通りの一つです。その起点は北の玄以通から始まり、南は京都駅を越えて、久世橋通のさらに南、京阪バス洛南営業所付近まで続いています。

歴史

新町通は、平安京における町小路（町口小路・町尻小路）に相当します。町小路から新町通へと名称が変更された明確な理由は定かではありませんが、その時期はおよそ元亀年間から天正初期、1570年代前半頃と推測されています。

特徴

新町通は、京都府庁の東側、そして東本願寺の西側を通るという特徴があります。御池通から五条通までは北向き一方通行、五条通から七条通までと八条通から十条通までは南向き一方通行として交通規制が行われています。

祇園祭においては、新町通は重要な役割を果たします。御池通を西に進んだ山鉾が左折し、この新町通を下ってそれぞれの鉾町へと帰っていく、巡行の最終経路となっているのです。そのため、景観を損ねないように、通りの上空を横断する電線は設置されていません。

寺之内通から下立売通にかけての区間は、第二次世界大戦中に建物疎開が行われた結果、道幅が拡張され、現在の広々とした形になりました。ただし、上立売通から北の区間については、新町通が筋違いになっているため、別の場所が拡幅されています。地元住民は、この拡幅された通りを「新新町通（しん・しんまちどおり）」と呼ぶことがあります。

沿道の主な施設

新町通沿いには、数多くの重要な施設が点在しています。

上賀茂橋
京都市北区役所
京都教育大学附属京都小中学校
同志社大学新町キャンパス
三時知恩寺（入江御所）
カトリック西陣聖ヨゼフ教会
京都府庁・京都府警察本部
京都地方検察庁・京都地方法務局
文化庁
京都第二赤十字病院
池坊短期大学
東本願寺
京都中央郵便局
都ホテル 京都八条
京都市営バス九条営業所
任天堂本社
京阪バス洛南営業所

関連項目

京都市内の通り
* 町小路

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