日本マンガ学会

日本マンガ学会は、漫画に関する学術的な研究を推進し、会員相互の交流を深めることを目的として設立された学会です。2001年の設立以来、漫画研究の分野で重要な役割を果たしています。

学会の活動

日本マンガ学会は、以下のような活動を行っています。

大会・研究部会の開催：
年に数回、全国各地で大会や研究部会を開催し、会員の研究発表や意見交換の場を提供しています。これらの会合は、最新の研究動向を知る上で貴重な機会となっています。
学会誌『マンガ研究』の発行：
学会誌『マンガ研究』は、漫画に関する学術論文を掲載する重要な媒体です。漫画史、漫画表現、漫画文化など、幅広いテーマに関する研究成果が発表されています。
会員向けニューズレターの発行：
会員向けに、学会の最新情報や研究動向を伝えるニューズレターを発行しています。
漫画データベースの公開：
学会ウェブサイトでは、漫画に関するデータベースを公開しており、研究者や一般の方が漫画に関する情報を容易に入手できるようにしています。

事務局の移転

設立当初、学会の事務局は明治大学中野キャンパス内に置かれていましたが、2024年1月より熊本大学文学部附属国際マンガ学教育研究センター内に移転しました。この移転により、漫画研究のさらなる発展が期待されています。

歴代会長

日本マンガ学会の歴代会長は以下の通りです。

中尾ハジメ（京都精華大学表現研究機構 初代機構長）
呉智英（評論家）
小野耕世（映画評論家、海外コミック研究家）
竹宮惠子（漫画家、京都精華大学元学長）

これらの会長たちは、漫画研究の発展に大きく貢献してきました。

主な会員

日本マンガ学会には、漫画研究者、漫画家、評論家、編集者など、様々な分野の専門家が会員として所属しています。主な会員としては、以下のような方が挙げられます。

長谷邦夫（漫画家、漫画評論家、日本マンガ学会元理事）
藤本由香里（元編集者、評論家、明治大学教授、日本マンガ学会理事）
夏目房之介（漫画エッセイスト）
米沢嘉博（漫画研究者、コミケット代表、日本漫画学会元理事）
清水勲（漫画研究者）
竹内オサム（漫画研究者）
吉村和真（京都精華大学准教授、日本マンガ学会理事）
秋田孝宏（マンガ研究者、日本マンガ学会理事）
大城房美（アメリカ文学・少女マンガ研究者、筑紫女学園大学准教授、日本マンガ学会理事）
岡部拓哉（新聞漫画研究者、日本マンガ学会理事）
表智之（北九州市漫画ミュージアム学芸員、日本マンガ学会理事）
雑賀忠宏（マンガ研究者、京都精華大学研究員、日本マンガ学会理事）
笹本純（ビジュアル デザイン画像表現論・絵本・マンガ研究者、筑波大学教授、日本マンガ学会理事）
ジャクリーヌ・ベルント（漫画研究者、京都精華大学教授、日本マンガ学会理事）
宮本大人（漫画史研究者、明治大学教員、日本マンガ学会理事）
村上知彦（漫画評論家、編集者、日本マンガ学会理事）
ヤマダトモコ（マンガ研究者、日本マンガ学会理事）
日高利泰（マンガ研究者、日本マンガ学会理事）
竹内美帆（マンガ研究者、日本マンガ学会理事）

関連事項

コミックス・スタディーズ：
英語圏におけるコミックの学術研究分野であり、日本マンガ学会の研究活動とも密接な関わりを持っています。

外部リンク

* 日本マンガ学会：
学会の公式ウェブサイトでは、最新の研究情報や活動内容を知ることができます。


日本マンガ学会は、漫画研究の発展に貢献するとともに、漫画文化を社会に広く発信する役割を担っています。

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