日本陸上競技選手権大会の記録一覧 (女子)

日本陸上競技選手権大会における女子の成績を記録した一覧について説明します。この一覧は、1925年に初めて女子競技が実施された第12回大会以降、最近の大会までの各競技種目における女子の優勝者とその記録をまとめたものです。さらに、1987年の第71回大会以降は、各競技種目で3位までに入賞した選手の記録も掲載されています。ただし、リレー競技、混成競技、競歩、マラソンなど、詳細が別途の項目や大会記録としてまとめられている種目も存在します。

女子の陸上競技が日本選手権の舞台に登場したのは、1925年の第12回大会です。この時は100メートル走、走高跳、砲丸投など、7つの種目が行われました。その後、1928年の第15回大会で200メートル走、800メートル走、走幅跳、円盤投などが追加され、競技の幅が広がりました。近年では、2006年の第90回大会で3000メートル障害が新たな種目として採用されるなど、時代とともに種目が変化しています。また、1941年の第28回大会のように、戦争の影響で全ての種目が中止になった年があるほか、種目によっては開催されなかったり、一時的に中止になったりした年度も存在します。

この記録一覧では、各大会の成績が、大会の開催年度、選手名、所属、そして記録（成績）の順で記載されています。もし記録が日本新記録やジュニア日本新記録などを更新した場合は、その旨が特別に記されます。大会記録としては、現在の記録のみが表中に示されており、同着の選手がいる場合は、同じ枠内にまとめて表記されます。成績に関するその他の詳しい情報は、脚注を用いて補足されています。なお、学制改革以前の学校名や、選手・所属の名前などは、便宜的に略称で記載されている場合もあります。

多くの種目は女子競技が始まった1925年や、その直後の1928年の大会から実施されています（例：100m, 走高跳, 砲丸投, 200m, 800m, 走幅跳, 円盤投など）。ハードル走は1929年の開始当初は80mでしたが、1969年以降は100mに変更されました。中長距離種目では、1500mが1969年、10000mが1981年、5000mが1995年に導入され、特に長距離種目は比較的新しい歴史を持っています。技術種目でも棒高跳やハンマー投は1995年、三段跳は1987年と比較的新しい時期に採用されています。七種競技は1934年に五種競技として始まり、採点方法や種目の変更を経て、1981年から七種競技となりました。また、マラソンは1989年から、競歩（当初10km、後に20km）も1987年から日本選手権の正式種目として行われるようになりました。

記録の表示において、短距離走やハードル走、跳躍種目などでは風速が記録に影響するため、その単位（m/秒）も付記されています。やり投については、1999年にやりの規格が変更されたことにも留意が必要です。リレー競技、混成競技、競歩、マラソンなどの詳細な記録については、それぞれ独立した項目や一覧を参照する必要があります。この記録一覧は、長年にわたる日本の女子陸上競技の発展と、選手たちの努力の軌跡を知る上で貴重な資料となります。

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