早瀬駅

早瀬駅 (はやせえき)

早瀬駅は、静岡県浜松市天竜区佐久間町浦川に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。山間部の自然豊かな場所にあり、周辺には大千瀬川が流れ、国道473号線が通っています。

歴史

早瀬駅の歴史は、1935年（昭和10年）5月10日に三信鉄道の早瀬停留場として開業したことに始まります。当時は浦川駅と下川合駅の間に位置していました。

しかし、1943年（昭和18年）8月1日、三信鉄道が飯田線の一部として国有化された際に、一旦廃止されました。その後、1946年（昭和21年）12月1日に、運輸省（後の日本国有鉄道）飯田線の早瀬駅として再開業しました。

開業当初は、東海道本線の浜松駅 - 名古屋駅間の各駅、飯田線の各駅、中央本線上諏訪駅 - 塩尻駅間の各駅、そして松本駅を発着する旅客のみが利用できるという制限がありました。この制限は、1952年（昭和27年）12月2日に撤廃され、誰でも自由に利用できるようになりました。

1987年（昭和62年）4月1日には、国鉄分割民営化に伴い、東海旅客鉄道（JR東海）の駅となりました。

駅構造

早瀬駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。中部天竜駅が管理する無人駅であり、駅舎は簡素な造りです。ホームには待合所が設置されています。

駅周辺には、自然豊かな山々と大千瀬川が広がり、静かで落ち着いた雰囲気です。駅のすぐ近くには国道473号線が通っており、車でのアクセスも可能です。

利用状況

2021年度（令和3年度）の1日平均乗車人員は2人と、利用者は少ない状況です。しかし、地域住民にとっては重要な交通手段としての役割を担っています。過去のデータを見ると、1993年度（平成5年度）以降の利用状況が記録されていますが、2001年度（平成13年度）から2006年度（平成18年度）の統計は非公表となっています。利用者は年々減少傾向にあるものの、地域の方々に利用され続けています。

駅周辺

駅の周辺には、以下の施設や自然があります。

大千瀬川：駅のすぐ近くを流れる川で、自然豊かな景観が楽しめます。
国道473号：駅の近くを通る国道で、車でのアクセスに利用されます。

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）飯田線

■快速：通過
■普通：浦川駅 - 早瀬駅 - 下川合駅

参考文献

曽根悟（監修）、朝日新聞出版分冊百科編集部（編集）「飯田線・身延線・小海線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第3号、朝日新聞出版、2009年7月26日

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

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