替佐駅

替佐駅 (かえさえき)

替佐駅は、長野県中野市大字豊津にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）飯山線の駅です。周囲を山々に囲まれた自然豊かな場所に位置し、のどかな雰囲気が漂います。

歴史

1921年（大正10年）10月20日：飯山鉄道の駅として開業しました。当時は、地域住民にとって貴重な移動手段でした。
1944年（昭和19年）6月1日：国有化に伴い、運輸通信省（後の日本国有鉄道）飯山線の駅となりました。
1963年（昭和38年）2月21日：貨物の取り扱いが廃止されました。鉄道輸送の変化が表れています。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱いが廃止され、旅客輸送に特化するようになりました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となりました。
1995年（平成7年）
3月15日：簡易委託駅となり、地元の人が駅業務を行うようになりました。
7月12日：7.11水害により飯山線全線が運休となりました。自然災害の脅威を改めて感じさせられます。
7月18日：飯山線全線で運転が再開され、地域住民の生活が再び動き始めました。
2014年（平成26年）8月中旬 - 12月中旬：駅舎がリニューアルされ、より快適に利用できるようになりました。駅舎のデザインは、後述の通り、地域の風景をモチーフにしています。
2023年（令和5年）9月29日：中野市による乗車券委託販売が解除され、終日無人駅となりました。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。ホームへは構内踏切を渡ってアクセスします。かつては行き違いのために留置線が使用されていましたが、現在はその機能は縮小されています。長野駅 - 戸狩野沢温泉駅間の列車は、多くの場合、当駅で対向列車との待ち合わせを行います。

無人駅（飯山駅管理）ですが、以前は簡易委託駅として駅員が乗車券を販売していました。また、日中には、中野市出身の作詞家である高野辰之の童謡「故郷」、「春の小川」、「もみじ」、「朧月夜」などのメロディーが、季節に合わせて放送されていました。

駅舎は、「悠久の流れ千曲川の移り変わる四季と唱歌 ふるさとの情景」をコンセプトにリニューアルされました。このデザインは、地域住民の心の拠り所となることを目指したものです。

のりば

番線	路線	方向	行先
--	--	--	-------
1	飯山線	上り	長野方面
2	飯山線	下り	戸狩野沢温泉方面

利用状況

JR東日本によると、2000年度から2022年度までの1日平均乗車人員は以下の通りです。近年は減少傾向にありますが、地域住民にとって重要な交通手段であることに変わりはありません。

年度	1日平均乗車人員	年度	1日平均乗車人員
--	---	--	---
2000年度	144	2012年度	86
2001年度	134	2013年度	77
2002年度	119	2014年度	76
2003年度	119	2015年度	81
2004年度	123	2016年度	72
2005年度	113	2017年度	62
2006年度	108	2018年度	56
2007年度	104	2019年度	44
2008年度	103	2020年度	36
2009年度	95	2021年度	45
2010年度	94	2022年度	53
2011年度	87

駅周辺

湯の入温泉もみじ荘：駅から西に約1.1km、徒歩約15分。
中野市役所豊田支所（旧豊田村役場）：地域の行政を担っています。
中野市豊田文化センター（旧豊田村村民会館）：地域住民の文化活動を支えています。
岳南広域消防本部豊田消防署：地域の安全を守っています。
中野市立豊田中学校：地域の中学生が通っています。
豊井郵便局：郵便サービスを提供しています。
中野市立豊井小学校：地域の小学生が通っています。
千曲川：駅の近くを流れる川です。
国道117号：主要な幹線道路です。
長電バス「替佐駅」停留所：バスの利用も可能です。

隣の駅

東日本旅客鉄道（JR東日本）

■飯山線

臨時快速「おいこっと」停車駅

上今井駅 - 替佐駅 - 蓮駅

脚注

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 駅の情報（替佐駅）：JR東日本

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