月刊アスキーコミックとは
『月刊アスキーコミック』は、かつてアスキーが発行していた月刊
少年漫画雑誌です。
1992年7月に創刊され、
1995年に
休刊しました。
翔企画が発行していた『
モンスターメーカーマガジン』が
1992年5月に
休刊となったのを受け、その後継誌として誕生しました。
創刊準備号は、
1992年6月に『ファミコン通信』(現:ファミ通)の増刊として発行されました。その後、
1992年7月より独立した月刊誌として刊行されました。
1995年には、『月刊アスキーコミック』と『ファミコン通信』増刊の
漫画雑誌『ファミコミ』が
休刊となり、両誌のコンテンツを引き継ぐ形で、新たに『
コミックビーム』が創刊されました。
主な連載作品
『月刊アスキーコミック』では、バラエティ豊かな連載作品が掲載されていました。以下に代表的な作品をいくつかご紹介します。
モンスターメーカー・サガ(原案:鈴木銀一郎、漫画:九月姫)
S☆Sガンウルフ(岡崎つぐお)
真・女神転生 東京黙示録(原作:鈴木一也、漫画:御祗島千明)
DAI-HONYA(原案:田北鑑生、
漫画:
とり・みき)
HINAKO!!!(山本貴嗣)
遥かなる異郷ガーディアン(市川みなみ)
キャプテン・ハーレイ(原作:みんだ☆なお、漫画:豊島ゆーさく)
スーパーアレスタ(原作:久保宗雄、
漫画:岡崎沙実)
ソルティーパコ(サトウ・ユウ)
LADIA(
奥平イラ)
三分間 クッキングバカ(鈴木みそ)
目森家の人々(
荒井清和)
ディファレントレルム 夢幻の探索(原作:北川直、漫画:藤村文彦と新選組)
しましま曜日(
竹本泉)
コミカルモンスターメーカー(岡田敦志)
がらくた屋まん太(
能田達規)
空間凶機デバステイター(原作:吉田俊、漫画:やぎむら亜樹)
ウィザードリィV メイルストロームの彼方(原作:竹内誠、
漫画:しのざき嶺)
めんたるダイバー(こやま基夫)
突撃
ウィザードリィ(岡田敦志)
プリンセス・ミネルバ(原作:舞阪洸、漫画:竹邑真字)
聖球史伝ベースボーラー(原作:遠藤剛彦、
漫画:山中あきら)
SNATCHER(原作:前田真宏・野田弘一、漫画:小林治)
のんきな父さん(桜玉吉)
強者劇場(羽生生純)
極楽遊撃隊(エンジェル・ライダーズ)(原作:
羅門祐人、
漫画:梶山弘)
戦え!筋肉番長(加藤礼次朗)
ダンジョン退屈男(
渡辺電機(株))
BREAK-AGE(馬頭ちーめい+STUDIOねむ)
MONSTERMAKER学園!!(原作:
鈴木銀一郎、
漫画:九月姫)
ウィザードリィ外伝II 黄泉の覇王(原作:ベニー松山、漫画:池上明子)
ストリーム・キッズ コミカル
モンスターメーカー2(虎向ひゅうら)
モンスターメーカー・サガ 魔術師リンクの冒険譚(原案:鈴木銀一郎、漫画:九月姫)
ハイパーあんな(
近藤るるる)
グルマン・サガ(牧岡ちかひで)
トリックハンタージョウ(
島本和彦)
ギミサムラヴィン(羽生生純)
モンスターザルス リュウ(森本サンゴ)
ゆうき THE No.1(牧部かたる)
壊し屋ハマー(原作:
ORCA、
漫画:沖一、設定協力:
士郎正宗)
パラレル歌劇団(渡辺電機(株))
ロボ大名(夜野権太)
聖刻邪塔伝ヴェントストラーダ(原作:千葉暁、漫画:中原れい)
HINAKO!!!第2部(
山本貴嗣)
DANGEROUS PERFORMANCE(ほしのえみこ)
てきぱきワーキン・ラブ(
竹本泉)
寝るが如く(林正之)
ドン!と恋(山浦章)
メガMEGAみーな(島本ららら和彦)
強者劇場II(羽生生純)
カスミ伝S(唐沢なをき)
グレとガリ(安井誠太郎)
* 漫遊少女隊(
山本貴嗣)
これらの作品群は、当時の読者から大きな支持を集めました。
読切作品
『月刊アスキーコミック』では、数多くの読切作品も掲載されていました。新進気鋭の作家からベテラン作家まで、幅広い才能が集結し、様々なジャンルの作品が誌面を飾りました。
『月刊アスキーコミック』の
休刊後、その精神は『
コミックビーム』へと引き継がれました。『
コミックビーム』では、『月刊アスキーコミック』で連載されていた一部の作品が継続されたり、続編が掲載されたりするなど、両誌の間には密接な繋がりがあります。
『月刊アスキーコミック』は、短命ながらも、多くの読者の心に深く刻まれた雑誌でした。その革新的な試みと、個性的な作品群は、日本の
漫画史においても特筆すべき存在と言えるでしょう。