木下 (北九州市)

概要

木下（きのした）は、福岡県北九州市小倉南区に位置する地名です。郵便番号は803-0184で、小倉南区の東谷地区に属しています。この地域は、北は新道寺、東は井手浦、南は市丸、西は道原と隣接しており、住宅地と自然が調和したエリアです。

北部の住宅街は新道寺と一体化しており、地域住民の生活拠点として、北九州市立東谷市民センターや東谷中学校が設置されています。また、北九州国定公園に指定されている平尾台へのアクセス道路が木下から分岐しており、観光客にとっても重要な場所となっています。

歴史

沿革

木下の歴史は、明治時代の町村制施行にまで遡ります。1889年（明治22年）4月1日、周辺の村々と合併し東谷村が発足した際、旧木下村は東谷村大字木下となりました。その後、1948年（昭和23年）9月10日に東谷村が小倉市に編入されたことで、小倉市大字木下となります。

1963年（昭和38年）2月10日には、小倉市が合併により北九州市となり、木下は北九州市小倉区大字木下となりました。1974年（昭和49年）4月1日、小倉区の分区により、大字木下は小倉南区に所属することになりました。

交通

鉄道

木下地区にはJR日田彦山線が通過していますが、駅は設置されていません。最寄りの駅は石原町駅となります。

道路

木下地区には、以下の道路が通っています。

国道322号: 旧道とバイパスが南北に通過しています。南は香春町・田川市方面、北は小倉方面へと続いており、地域住民や物流にとって重要な道路です。旧道とバイパスは、木下南部の「保育園前」バス停付近で一度合流し、再び分岐する特徴的な構造をしています。
福岡県道28号直方行橋線: 国道322号（旧道）の「平尾台入口西」交差点から東へ分岐し、平尾台を経由して行橋市方面へ向かう道路です。この道路は、沿線に鍾乳洞などの観光スポットが点在しており、観光道路としての役割も担っています。ただし、菅生の滝まで通行可能ですが、直方市方面への通行はできません。

路線バス

木下地区では、以下の路線バスが利用できます。

平尾台観光タクシー: 平尾台へのアクセスに便利な交通機関です。定期運行便は水曜と土日休日に運行され、事前に予約することでオンデマンド便も利用できます。
おでかけ交通平尾台線: 中谷からJR石原町駅、平尾台入口、井手浦口、吹上峠、自然の郷・観光センターを結ぶ路線です。木下地内では「平尾台入口」から「井手浦口」までの区間を通過し、「平尾台入口」から「梨本橋」まではフリー乗降区間となっています。

主な施設

木下地区には、以下の公共施設や教育施設、医療施設があります。

北九州市立東谷市民センター: 地域住民の交流や各種サービスの拠点です。
北九州市立東谷中学校: 地域の中学生が通学する学校です。
旭ヶ丘保育園: 地域の子どもたちの保育を担う施設です。
平尾台病院: 地域医療を支える病院です。

まとめ

木下は、自然豊かな環境と歴史的な背景を持つ地域であり、平尾台へのアクセスポイントとして、多くの人々に利用されています。交通網も整備されており、生活の利便性も高いエリアです。

外部リンク

* 北九州市立東谷市民センター

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