本山駅 (香川県)

本山駅（もとやまえき）

本山駅は、香川県三豊市豊中町岡本に位置する、四国旅客鉄道（JR四国）予讃線の駅です。駅番号はY18で、現在は普通列車のみが停車する無人駅となっています。

歴史

当初、本山駅は上高瀬駅（現在の高瀬駅）の北方、現在の国道11号線に近い場所に建設される予定でした。しかし、地元住民の反対により、路線が西側に変更され、旧桑山村岡本に開設されることとなりました。この変更により、駅名に関する論争が起こったと伝えられています。

年表

1913年（大正2年）12月20日：開業。
1970年（昭和45年）6月1日：貨物取扱廃止。
1971年（昭和46年）11月8日：業務委託駅となる。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱いを廃止し、停留所化。駅員無配置駅となる。
1987年（昭和62年）
2月15日：職員を1人配置し、売店を併設した直営駅に戻る。
4月1日：国鉄分割民営化により、JR四国の駅となる。
2010年（平成22年）10月1日：無人化。

備考

1961年10月のダイヤ改正時には、上り準急「せと」が停車していました。その後、停車する列車や種別の変更を経て、上り1本の停車が継続されましたが、1968年10月のダイヤ改正で急行の停車はなくなりました。

また、本山駅周辺はかつて大雨のたびに不通になることが多く、「水の本山」と呼ばれていました。しかし、1965年の水害後、線路とホームが嵩上げされ、水害による被害は軽減されました。

駅構造

本山駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅です。1番線が上下副本線、2番線が上下本線（一線スルー）となっています。交換列車がない場合は、列車種別に関わらず2番線に入線します。ポイントは弾性ポイントが採用されており、在来線で最初に設置された場所の一つで、160km/hでの通過実績があります。旧貨物ホームは、現在保線用に使用されています。

駅舎内には、オレンジカード非対応の自動券売機が設置されています。かつては「駅のうどんや」といううどん店がありましたが、現在は営業を停止しています。駅舎の隣には汲み取り式のトイレがあります。

以前は駅構内に鉄道弘済会の売店がありましたが、こちらも廃止されています。

のりば

以前は平日の午前中のみ駅員が配置されていましたが、現在は完全に無人化されています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

（具体的な乗車人員データは提供されていません。）

駅周辺

本山駅周辺には、以下の施設があります。

本山寺 - 四国霊場70番札所
不動滝
三豊市役所豊中庁舎（旧豊中町役場、現在は三豊市の出先機関）
ゆめタウン三豊
香川県立笠田高等学校
香川県農業協同組合豊中支店
本山郵便局

バス路線

三豊市コミュニティバス 財田観音寺線

戦前は、琴平行きバスの始発駅でした。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■予讃線

■快速「サンポート」・■普通

比地大駅 (Y17) - 本山駅 (Y18) - 観音寺駅 (Y19)

脚注

（脚注の内容は提供されていません。）

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

本山駅 時刻表 (PDF) - 四国旅客鉄道

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