札的駅

札的駅（さってきえき）

札的駅は、北海道樺戸郡浦臼町字札的内に位置していた、北海道旅客鉄道（JR北海道）札沼線（学園都市線）の廃駅です。事務管理コードは▲130215でした。

歴史

1960年（昭和35年）9月1日：日本国有鉄道（国鉄）札沼線の駅として開業。当初から気動車の旅客のみを取り扱う無人駅でした。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道（JR北海道）に継承されました。
1991年（平成3年）3月16日：札沼線に「学園都市線」の愛称が設定されました。
1996年（平成8年）3月16日：札沼線（学園都市線）の石狩当別駅（現・当別駅） - 新十津川駅間でワンマン運転が開始され、当駅もその区間に含まれました。
2016年（平成28年）11月18日：JR北海道が、北海道医療大学 - 新十津川間を「当社単独では維持することが困難な線区」として、バス等への転換を地域と協議することを発表しました。
2018年（平成30年）10月12日：沿線4町と道による「札沼線沿線まちづくり検討会議」にて、札沼線（北海道医療大学 - 新十津川間）の廃止とバス転換が合意されました。
2020年（令和2年）:
4月17日：新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関する緊急事態宣言により、4月18日から5月6日まで全列車が運休し、実質的な最終営業日となりました。
5月7日：北海道医療大学駅 - 新十津川駅間の廃止に伴い、札的駅も廃駅となりました。

駅名の由来

駅名は所在地名である「札的内」に由来します。「札的内」は現在の札的内川を指すアイヌ語の「サッテクナイ」（やせる・川）から来ており、乾季に水が干上がることにちなんで名付けられたとされています。

駅構造

札的駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。石狩当別駅が管理する無人駅で、駅舎はなく、待合室が設置されていました。
2020年5月7日の廃止に際し、同日未明にホームに設置されていた駅名標が撤去されました。

利用状況

利用状況は非常に低く、以下の調査結果があります。

2011 - 2015年（平成23 - 27年）の乗降人員調査（11月の調査日）平均は「10名以下」。
2012 - 2016年（平成24 - 28年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は1.6人。
2013 - 2017年（平成25 - 29年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は1.6人。
2014 - 2018年（平成26 - 30年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は1.4人、乗降人員調査（11月の調査日）平均は「3名以下」。
2015 - 2019年（平成27 - 令和元年）の乗車人員（特定の平日の調査日）平均は1.0人。

駅周辺

駅周辺は小さな集落があり、農村地帯が広がっています。近隣には以下の施設があります。

国道275号
會賓桜しいたけ飯店本店（中華料理店。駅ノートを管理）
美唄自動車学校（ビジコータクシー）月形浦臼線（札沼線廃止代替路線）「札的駅通」停留所

もとはジェイ・アール[[北海道バス]]（石狩線）の停留所でしたが、2003年に同地域から撤退し、浦臼町営バスへ移管されました。その後、2020年の札沼線の一部廃止に伴い、代替バス（月形浦臼線）の運行へと移行しました。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

札沼線（学園都市線）

晩生内駅 - 札的駅 - 浦臼駅

外部リンク

* 札的｜駅の情報検索（時刻表・バリアフリー）｜駅・鉄道・旅行｜JR北海道- Hokkaido Railway Company

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