杉田駅 (神奈川県)

杉田駅の概要

杉田駅は、神奈川県横浜市磯子区杉田二丁目に所在する京浜急行電鉄（京急）本線の駅です。駅番号はKK46で、京急の直営駅として運営されています。相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、駅の京急富岡方には杉田第一踏切があります。

歴史

杉田駅は、1930年（昭和5年）7月1日に湘南電気鉄道の仮駅として開業しました。その後、1931年（昭和6年）5月1日に正式な駅に昇格しています。1941年（昭和16年）には京浜電気鉄道との合併、1942年（昭和17年）には東京急行電鉄（大東急）との合併を経て、1948年（昭和23年）に京浜急行電鉄の駅となりました。

1970年（昭和45年）に駅舎が改築され橋上化され、1993年（平成5年）には駅ビル「プララ杉田」が開業しました。2010年（平成22年）には、ホーム行きエレベーターの設置、上りホームへのトイレ新設、そしてエアポート急行（現：急行）停車に対応するためのホーム延伸工事が行われました。

駅名の由来

駅名の由来は、付近にある東漸寺にかつて存在した杉に軍旗を立てたことに由来する「旗立杉」という名にちなんでいます。

駅構造

駅構内には、エスカレーターとエレベーターが設置されており、バリアフリー化に対応しています。西口にはエレベーターが設置されており、東口にはプララ杉田内にエレベーターとエスカレーターが設置されています。駅舎は1970年築の橋上駅舎で、東側に東口、西側に西口があります。駅舎東側には商業施設「プララ杉田」が直結しており、駅コンコースはプララ杉田の中3階に位置しています。東口からは、JR新杉田駅への徒歩連絡が可能であり、プララ杉田を経由して行くこともできます。2008年（平成20年）3月15日より、JR新杉田駅との定期券連絡運輸を開始しました。

2010年（平成22年）5月16日のダイヤ改正で新設された「エアポート急行」が停車するようになり、ホーム延長工事が行われました。また、以前は駅舎内にトイレがなく、西口の公衆便所やプララ杉田内のトイレを利用する必要がありましたが、2010年（平成22年）4月には上りホームにトイレが設置され、利便性が向上しています。多目的トイレも併設されています。

のりば

相対式ホーム2面2線で、以下の通りです。

利用状況

横浜市統計書によると、2022年度の1日平均乗降人員は29,995人（乗車人員：15,015人、降車人員：14,980人）です。2020年度の1日平均乗降人員は27,123人であり、京急全72駅中14位の利用客数を誇ります。エアポート急行と普通のみが停車する駅の中では最も利用者が多い駅です。

駅周辺

駅周辺は、古くからの町並みが残っており、駅付近から東へ約400メートル程の新杉田駅付近まで商店街（ぷらむろーど杉田）が続いています。また、東漸寺や杉田梅林で知られる妙法寺など、歴史のある寺院も点在しています。駅周辺の主要な施設としては、横浜市立杉田小学校、横浜市立浜中学校、横浜市立杉田地区センター、横浜杉田西郵便局などがあります。

バス路線

駅前には横浜市営バスと京浜急行バスのバス停があり、複数の路線が運行しています。

杉田駅
横浜市営バス
10系統：峰の郷行
293系統：磯子台団地循環
10・293系統：磯子駅行
杉田小学校
横浜市営バス
10・293系統：磯子駅行
10系統：峰の郷行
293系統：磯子台団地循環
聖天橋
京浜急行バス
4系統: 磯子駅行
磯6系統：上大岡駅行（磯子駅経由）※日中のみ
110系統: 横浜駅行（磯子駅経由）
4系統: 追浜車庫・追浜駅・金沢文庫行 ※追浜駅行・金沢文庫行は平日のみ
上5・磯6系統: 杉田行
110系統:杉田平和町行

隣の駅

京浜急行電鉄本線

■急行：上大岡駅(KK44) - 杉田駅 (KK46) - 能見台駅 (KK48)
■普通：屏風浦駅(KK45) - 杉田駅 (KK46) - 京急富岡駅 (KK47)

まとめ

杉田駅は、横浜市磯子区の地域住民にとって重要な交通拠点であり、長年の歴史を持つ駅です。駅周辺には商店街や寺院があり、生活に必要な施設も揃っています。また、駅の利便性向上にも努められており、快適に利用できる駅となっています。

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