東京コピーライターズクラブ

東京コピーライターズクラブ（TCC）について

東京コピーライターズクラブ（TOKYO COPYWRITERS CLUB : 以下TCC）は、東京を中心に日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーが集まる団体です。世界でも最大級のコピーライターの集団として知られています。

TCCの主な活動

TCC賞の選出と授与: 毎年4月、前年度に実際に使用された広告の中から、特に優れた作品を選出し、その制作者を「TCC賞」受賞者として発表します。この賞は、コピーライターの業績を評価する上で非常に重要なものとされています。

コピー年鑑の発行: 秋には、受賞作品だけでなく、優れた広告作品を掲載した「コピー年鑑」を発行しています。この年鑑は、広告業界の動向を知る上で貴重な資料となっています。

TCC HALL OF FAME: 2003年から、広告コピーの質と社会的評価を高める上で顕著な功績を残した先達を称える「TCC HALL OF FAME」を設けています。これにより、偉大な業績を後世に伝えることを目指しています。

TCC賞の詳細

TCC賞は、コピーライターの視点で優れた広告を選ぶ賞です。1962年に創設され、一般部門と新人部門に分かれています。

一般部門

TCCグランプリ: その年で最も優れた広告作品に贈られます。業種や媒体は問いません。
TCC賞: 全体の上位約10作品に贈られる賞で、優れた広告作品に与えられます。
審査委員長賞: 審査委員長が特に優れていると判断した広告作品に贈られます。

新人部門

最高新人賞: TCC会員以外の制作者による広告で、特に優れた作品に贈られます。
新人賞: TCC会員以外の制作者による広告で、一定水準を満たした作品に贈られます。

TCCコピー年鑑

1963年度から、審査会で選ばれた広告を掲載した『TCCコピー年鑑』を毎年発行しています。現在は宣伝会議が発行元です。

TCCの歴史

1958年1月10日、「コピー十日会」として発足し、1962年10月10日に「東京コピーライターズクラブ」に名称を変更しました。

歴代会長

1962～1979年: 上野壮夫
1979～1984年: 近藤朔
1991～1997年: 土屋耕一
1997～2006年: 秋山晶
2006～2019年: 仲畑貴志
2019年～: 谷山雅計

会員について

毎年4月に行われるTCC新人賞審査に応募し、新人賞を受賞することで入会資格を得ることができます。毎年約30名が受賞し、入会しています。2015年3月時点での会員数は889名です。

TCC HALL OF FAME 顕彰者

TCC HALL OF FAMEでは、以下のコピーライターが顕彰されています。

2003年: 土屋耕一、開高健、梶祐輔
2004年: 上野壮夫、西尾忠久
2005年: 片岡敏郎
2006年: 黒須田伸次郎、竹岡美砂、向秀男
2008年: 新井静一郎、山口瞳
2009年: 秋山晶、近藤朔、天野祐吉
2010年: 朝倉勇、赤井恒和
2011年: 清水啓一郎、鈴木康之、坂本進
2012年: 糸井重里
2013年: 西村佳也、眞木準
2014年: 小野田隆雄
2015年: 仲畑貴志
2017年: コピー十日会

関連情報

公式サイト: 東京コピーライターズクラブ
YouTube: TCC(Tokyo Copywriters Club)
Facebook: 東京コピーライターズクラブ／Tokyo Copywriters Club
X(旧Twitter): 東京コピーライターズクラブ (@tcc_jp)
[宣伝会議]]: [コピー年鑑の発行元

TCCは、日本の広告業界において、コピーライターの育成と地位向上に貢献している団体です。

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