桑名市立図書館

桑名市立図書館

桑名市立図書館は、三重県桑名市が設置している公立図書館です。旧桑名市、多度町、長島町の合併に伴い発足し、現在では中央図書館、ふるさと多度文学館、長島輪中図書館の3館で構成されています。

各図書館の特徴

桑名市立中央図書館: PFI（Private Finance Initiative）を導入し、桑名メディアライヴ株式会社が運営を行っています。日本で初めてPFI方式で建設・運営された図書館として注目を集め、ICタグによる蔵書管理や地域資料の収集など、先進的な取り組みを行っています。開館時間は9時から21時まで、休館日は水曜日と特別整理期間、年末年始です。
ふるさと多度文学館: 「本と人、人と人との出会いの広場」を運営目標に掲げ、桑名市が直接運営しています。旧多度町立図書館を前身とし、地域に根ざした活動を展開しています。写真展会場としても利用されています。開館時間は9時から17時まで、休館日は月曜日、祝日、最終水曜日、特別整理期間、年末年始です。
長島輪中図書館: 複合施設「ながしま遊館」の一角にあり、「くらしの中に図書館を」を目標に、桑名市が直接運営しています。アメリカ領事館から寄贈された英語絵本「アメリカンシェルフ」が特徴です。開館時間は9時から17時まで、休館日は月曜日、最終水曜日、特別整理期間、年末年始です。

利用案内

桑名市立図書館は、桑名市に在住・通勤・通学する人、または周辺市町村（四日市市、いなべ市、木曽岬町、東員町など）に住む人が利用できます。図書・雑誌は各館10冊まで（合計30冊）、視聴覚資料は中央・長島で各2点、多度で4点（合計8点）まで借りられます。貸出期間は図書・雑誌が15日間、視聴覚資料が8日間です。

予約、複写、リクエスト、レファレンスサービス、対面朗読などのサービスも提供しています。

歴史

2004年（平成16年）の合併により、旧桑名市立中央図書館と多度町立図書館が桑名市立図書館となりました。同年、中央図書館はPFIを導入して建設され、ふるさと多度文学館は桑名市の直営となりました。

2006年（平成18年）には長島輪中図書館が開館し、図書館システムの統合が行われました。2014年（平成26年）からは「雑誌スポンサー制度」を導入し、図書館システムの更新も行われました。

利用状況

桑名市立図書館は、人口規模が同程度の都市と比較して利用実績が高く、三重県内では四日市市立図書館に次いで貸出冊数が多い図書館です。特に中央図書館の利用が多くなっています。

アクセス

桑名市立中央図書館: くわなメディアライヴ内にあります。
ふるさと多度文学館: 養老鉄道養老線多度駅から徒歩約15分です。
長島輪中図書館: JR関西本線・近鉄名古屋線長島駅から徒歩約30分、またはK-バス、三重交通路線バスを利用できます。

まとめ

桑名市立図書館は、3つの図書館がそれぞれの特色を生かしながら、地域住民の学習と文化活動を支える重要な役割を果たしています。PFIの導入や様々なサービスの提供を通じて、市民に親しまれる図書館を目指しています。

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