歩兵第68連隊

歩兵第68連隊について

歩兵第68連隊は、大日本帝国陸軍に所属した連隊の一つです。1907年（明治40年）に創設され、数々の戦役に参加しました。以下に、その沿革と主な戦歴を詳述します。

沿革

1907年（明治40年）11月1日：大津歩兵第9連隊兵営内で事務を開始。
1908年（明治41年）3月7日：岐阜県稲葉郡北長森村の新設兵営に移転。
1908年（明治41年）5月8日：軍旗を拝受。

戦歴

1918年（大正7年）：シベリア出兵に従軍。ザバイカル方面などで戦闘に参加。
1919年（大正8年）6月：ウラジオストックに到着後、2ヶ月間同地の警備を担当。
1928年（昭和3年）5月：済南事件に出動。
1929年（昭和4年）1月：岐阜県内で発生した暴動（犀川事件）の警戒に留守隊が出動。
1934年（昭和9年）4月：満州梨樹鎮地区の警備に就く。
1936年（昭和11年）5月：帰還。
1937年（昭和12年）8月：動員下令。
1937年（昭和12年）8月23日：呉淞に上陸。激戦の末上海に進出、その後南京攻略戦に参加。
1938年（昭和13年）5月：徐州会戦に参加。
1939年（昭和14年）：襄東作戦などに参加。
1940年（昭和15年）：漢水作戦に参加。
1941年（昭和16年）：長沙作戦などに参加。
1942年（昭和17年）：浙贛作戦などに参加。
1943年（昭和18年）：湖北省内にて作戦。
1944年（昭和19年）：湘桂作戦に参加。
1945年（昭和20年）：都安作戦や湘桂反転作戦に参加。同年8月、終戦を迎える。

特記事項

歩兵第68連隊は、創設から終戦まで、国内外の様々な戦線で活動しました。特に日中戦争においては、上海戦、南京攻略戦、徐州会戦など、主要な戦闘に数多く参加しました。また、シベリア出兵や満州での警備任務など、国外での活動も多く、その歴史は日本の近現代史と深く関わっています。

歴代連隊長

（歴代連隊長の詳しい情報は、参考文献を参照してください。）

参考文献

『日本陸軍連隊総覧 歩兵編（別冊歴史読本）』新人物往来社、1990年。
外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
『官報』

関連項目

* 大日本帝国陸軍連隊一覧

この項目では、歩兵第68連隊の歴史と主な活動について概説しました。より詳細な情報については、参考文献をご参照ください。

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