江戸時代は、日本の
囲碁界において大きな発展を遂げた時代であり、多くの著名な棋士が輩出されました。本項では、その時代を彩った棋士たちを、年代順に一覧としてまとめ、彼らの功績や系譜を詳細に解説します。
江戸時代に入り、
囲碁は幕府の庇護を受けるようになり、
囲碁四家と呼ばれる家元が誕生しました。具体的には、
本因坊家、井上家、安井家、林家の四家です。これらの家元は、互いに切磋琢磨し、
囲碁の技術向上に大きく貢献しました。特に、
本因坊家は、代々名人位を輩出し、
囲碁界の中心的な存在として君臨しました。
以下に、
江戸時代の主な
囲碁棋士を年代順に示します。棋士名が
太字で表記されている場合は、その棋士が名人位に就いていたことを意味します。また、各棋士の家門は、その棋士が最終的に所属していた家を示しています。
初代
本因坊算砂(
本因坊家)
二世
本因坊算悦(
本因坊家)
三世本因坊道悦(
本因坊家)
井上道節因碩(井上家)
安井算知(安井家)
林門入斎(林家)
四世本因坊道策(
本因坊家)
五世井上因碩(井上家)
安井仙角(安井家)
林因長門入(林家)
五世本因坊道知(
本因坊家)
六世井上因碩(井上家)
安井春知(安井家)
林祐元門入(林家)
六世本因坊知伯(
本因坊家)
七世井上因碩(井上家)
安井知得(安井家)
林転入門入(林家)
七世本因坊秀伯(
本因坊家)
八世井上因碩(井上家)
安井意知(安井家)
林丈美門入(林家)
八世本因坊伯元(
本因坊家)
九世井上因碩(井上家)
安井門知(安井家)
林元美門入(林家)
九世本因坊元丈(
本因坊家)
十世井上因碩(井上家)
安井知仙(安井家)
林秀栄門入(林家)
十世本因坊烈元(
本因坊家)
十一世井上因碩(井上家)
安井算英(安井家)
林柏栄門入(林家)
十一世本因坊丈和(
本因坊家)
十二世井上因碩(井上家)
安井雄太郞(安井家)
林有美門入(林家)
十二世本因坊秀元(
本因坊家)
十三世井上因碩(井上家)
林秀行門入(林家)
十三世本因坊秀和(
本因坊家)
十四世井上因碩(井上家)
林晩門入(林家)
十四世本因坊秀栄(
本因坊家)
関連項目
囲碁の歴史
*
日本の囲碁棋士一覧