池場駅

池場駅について



池場駅(いけばえき)は、愛知県新城市池場字渡津呂に所在する、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅です。

概要



この駅は、愛知県豊橋駅長野県辰野駅を結ぶ飯田線の中間地点に位置しています。所在地は新城市ですが、新城市と北設楽郡東栄町の境界近くにあります。利用者は非常に少なく、1999年度のデータでは1日の平均乗車人員は約10人でした。そのため、一部の普通列車は当駅を通過します。

池場駅は1946年昭和21年)に開設されました。長らく日本国有鉄道(国鉄)の駅として運営されていましたが、1987年昭和62年)の国鉄分割民営化に伴い、JR東海に移管されました。現在の駅は二代目で、初代の池場駅は三信鉄道時代に存在していました。

歴史



池場駅には、初代と二代目の駅が存在します。

初代の池場駅は、1936年昭和11年)11月に、現在のJR飯田線の中部にあたる三河川合駅から天竜峡駅間を運営していた三信鉄道によって「池場停留場」として開設されました。しかし、1943年昭和18年)8月三信鉄道が買収・国有化され、国鉄飯田線の一部となった際に廃止されました。

二代目の池場駅は、初代駅の廃止から3年後の1946年昭和21年)12月に、国鉄によって新たに設置されました。初代と同様に、開業当初から旅客営業のみを行う駅で、貨物の取り扱いはありませんでした。1987年4月の国鉄分割民営化後、JR東海に引き継がれ、現在に至っています。

年表



1936年昭和11年)11月2日:三信鉄道の池場停留場として開業。
1943年昭和18年)8月1日:三信鉄道が国有化され、国鉄飯田線の一部となり、池場停留場は廃止。
1946年昭和21年)12月1日:国鉄により池場駅として再開業。
当時は、東海道本線浜松・名古屋間の各駅、飯田線の各駅、中央本線上諏訪 - 塩尻間の各駅、篠ノ井線松本駅を発着する旅客のみ取り扱っていました。
1952年昭和27年)12月2日:旅客取扱制限を撤廃。
1987年昭和62年)4月1日国鉄分割民営化に伴い、JR東海に移管。

駅構造



池場駅は、単式ホーム1面1線の地上駅です。上下双方向の列車が同じホームに発着します。駅舎はなく、直接ホームに出入りする構造になっています。無人駅であり、豊川駅の管理下にあります。

停車列車



2010年3月時点の情報では、下り(中部天竜方面行)は1日に12本、上り(豊橋方面行)は1日に11本の普通列車が運行されています。特急「伊那路」や上りに1本設定されている快速列車は通過します。また、一部の上り普通列車も当駅を通過します。

駅周辺



池場駅の周辺には、国道151号線が通っています。

隣の駅



東海旅客鉄道(JR東海)飯田線

■快速:通過
■普通(一部の列車は通過):三河川合駅 - 池場駅 - 東栄駅

まとめ



池場駅は、二度の開業と廃止を経て現在に至る歴史を持つ、飯田線の小さな駅です。利用者は少ないものの、地域住民にとって大切な交通手段としての役割を担っています。

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