沖縄県道222号真地泉崎線

沖縄県道222号真地泉崎線について

沖縄県道222号真地泉崎線は、那覇市真地を起点とし、泉崎を終点とする全長約4.72kmの一般県道です。2021年4月1日に、従来の沖縄県道222号真地久茂地線を廃止し、新たに指定されました。この路線は、那覇市内の主要な地域を結び、交通の円滑化に貢献しています。

概要

起点と終点

起点: 那覇市字真地（国道329号南風原バイパス・沖縄県道82号那覇糸満線）
終点: 那覇市泉崎（旭町交差点、国道330号）

路線データ

総延長: 4.72km
実延長: 4.32km
通過自治体: 那覇市

交差する主な道路

沖縄県道82号那覇糸満線（起点）
国道329号南風原バイパス（バイパス起点）
沖縄県道46号線（那覇市寄宮交差点）
国道330号（那覇市与儀交差点、終点）
沖縄県道221号那覇内環状線（那覇市樋川那覇高校前交差点）
沖縄県道42号線（那覇市泉崎県庁南口交差点）
国道507号（終点、国道330号と重複）

重複路線

沖縄県道221号那覇内環状線（那覇市樋川那覇高校前交差点 - 泉崎県庁南口交差点、ただし本県道が優先）

主な通り名

市民会館通り: 寄宮交差点 - 与儀交差点
開南本通り: 与儀交差点 - 開南交差点（別名：仏壇通り）
開南せせらぎ通り: 開南交差点 - 那覇高校前交差点
ハーバービュー通り: 那覇高校前交差点 - 終点

交通規制

バスレーン規制
那覇高校前交差点方面：7:30-9:00（土日祝、1月2日-3日を除く）
与儀交差点方面：17:30-19:00（土日祝、1月2日-3日を除く）
開南せせらぎ通りと開南大通りはバス専用レーン、バス専用道路として規制

主要な構造物

真地大橋: 270m
識名トンネル: 559m

沿線の主要施設

この路線沿いには、多くの公共施設や観光スポットが存在します。

識名園（那覇市識名）
沖縄県立看護大学（那覇市与儀）
那覇市保健所（同）
那覇警察署（同）
那覇東郵便局（那覇市寄宮）
那覇市立中央図書館（同）
那覇市中央公民館
与儀公園（同）
沖縄赤十字病院（同）
日本赤十字社沖縄県支部
沖縄県立那覇高等学校（那覇市松尾）
沖縄県警察本部（那覇市泉崎）
那覇バスターミナル（同）

路線バス

那覇市内線と101番を除く那覇バスターミナル発着の南部方面全路線と中部方面の一部路線が、開南大通りから開南せせらぎ通りを経由し、ハーバービュー通りを通ります。

主な路線

那覇バス市内線:
2番・識名開南線
3番・松川新都心線
4番・新川おもろまち線
5番・識名牧志線
6番・那覇おもろまち線
11番・安岡宇栄原線
12番・国場線
14番・牧志開南循環線
17番・石嶺（開南）線
市外線:
31番・泡瀬西線（東陽バス）
34番・糸満（東風平）線（沖縄バス）
35番・糸満（志多伯）線（沖縄バス）
37番・那覇新開線（東陽バス）
38番・志喜屋（与那原廻り）線（東陽バス）
39番・南城線（沖縄バス）
40番・大里線（沖縄バス）
41番・つきしろの街線（沖縄バス）
45番・与根線（那覇バス）
50番・百名（東風平）線（琉球バス交通）
51番・百名（船越）線（琉球バス交通）
54番・前川線（琉球バス交通）
55番・牧港線（琉球バス交通）
83番・玉泉洞線（琉球バス交通）
89番・糸満（高良）線（琉球バス交通・沖縄バス共同運行）
101番・平和台安謝線（那覇バス）
112番・国体道路線（琉球バス交通）
235番・志多伯おもろまち線（沖縄バス）
309番・大里結の街線（沖縄バス）
334番・国立劇場おきなわ線（沖縄バス）
338番・斎場御嶽線（東陽バス）
446番・那覇糸満線（那覇バス）

旧沖縄県道222号真地久茂地線

従来の沖縄県道222号真地久茂地線は、那覇市真地から久茂地を結んでいました。この旧道は、那覇市の歴史と文化に深く関わっており、多くの市民に利用されてきました。

旧道の概要

起点: 那覇市字真地（国道329号南風原バイパス・沖縄県道82号那覇糸満線）
終点: 那覇市久茂地（松山交差点、国道58号）
総延長: 5.11km (2009年)
実延長: 4.07km (2009年)

旧道には、松尾消防署通りや一銀通りが含まれていました。これらの通りは、かつて県道の一部でしたが、新道開通に伴い、那覇市に移管されました。

旧道沿いの主要施設

NTT那覇営業所（現在はNTT西日本のビル）
那覇市民会館（現在は那覇文化芸術劇場なはーとが後継施設として開館）
沖縄県立那覇病院（現在は沖縄県立南部医療センター・こども医療センターとして移転）
沖縄郵政管理事務所（現在は沖縄総合通信事務所&日本郵政沖縄ビル）
沖縄県立図書館（現在はカフーナ旭橋内へ移転）
沖縄海邦銀行本店（現存）

歴史と特徴

1953年、真和志村（現那覇市）寄宮 - 松尾間が琉球政府道45号線に指定
1972年、本土復帰と同時に県道45号線となる
1980年、県道45号線全線と那覇市道が県道真地久茂地線として指定
2010年、真地 - 上間間にバイパス開通
2021年、真地久茂地線が廃止され、真地泉崎線が新たに指定

旧道区間である松尾消防署通りと一銀通りは、以前は県道222号の優先路線でした。与儀交差点から終点までのハーバービュー通りは、那覇バスターミナル発着の南部方面と一部中部方面の路線バスが多数通行するため、交通量が多いです。この道路は、那覇市内の主要な生活道路として機能しています。

2010年に開通した真地大橋や識名トンネルを含むバイパスにより、那覇市東部や南部からのアクセスが向上しました。また、2021年の路線変更により、ハーバービュー通りが県道として指定され、那覇市内の交通網が再編されました。

この路線は、那覇市の発展と市民生活を支える重要な役割を担っています。

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