沖縄県道82号那覇糸満線

沖縄県道82号那覇糸満線

沖縄県道82号那覇糸満線は、沖縄県那覇市安謝を起点とし、糸満市潮平を終点とする主要地方道です。この路線は、那覇市中心部から沖縄本島南部を結ぶ主要な道路として機能しており、地域の交通において重要な役割を果たしています。起点から那覇市上間までの区間は、通称「環状2号線」と呼ばれ、都市部の交通を円滑にするための重要な役割を担っています。

路線概要

• - 起点: 那覇市安謝（国道58号安謝交差点）
• - 終点: 糸満市字潮平（沖縄県道256号豊見城糸満線、阿波根交差点）
• - 総延長: 24.5km
• - 実延長: 23.3km

歴史

この路線の歴史は、1953年に琉球政府道として一部区間が指定されたことに始まります。その後、1972年の沖縄本土復帰に伴い県道に移行しました。1980年前後には、那覇市内の環状2号線区間が県道に昇格し、同時に糸満市方面へのバイパス建設が検討されました。1990年代には、南風原町から糸満市までのバイパスが開通し、2000年代に入ってからも那覇空港自動車道との接続やバイパスの整備が進められました。

路線状況

県道82号線は、複数の県道や国道と重複する区間があり、また多くの路線と交差しています。以下に主なものを挙げます。

• - 重複路線:

- 沖縄県道241号宜野湾南風原線
- 沖縄県道236号玉城那覇自転車道線
- 国道329号
- 沖縄県道86号南風原知念線
- 国道507号
- 沖縄県道249号東風平豊見城線
- 沖縄県道7号奥武山米須線

• - 交差する路線:

- 国道58号
- 沖縄県道251号那覇宜野湾線
- 国道330号
- 沖縄県道28号線
- 沖縄県道241号宜野湾南風原線
- 沖縄県道29号那覇北中城線
- 沖縄県道236号玉城那覇自転車道線
- 沖縄自動車道
- 沖縄県道240号南風原与那原線
- 沖縄県道222号真地泉崎線
- 国道329号
- 南風原バイパス
- 那覇東バイパス
- 国道507号
- 沖縄県道86号南風原知念線
- 沖縄県道128号線
- 津嘉山バイパス
- 那覇空港自動車道（国道506号）
- 南風原道路
- 南風原南インターチェンジ
- 豊見城東道路
- 沖縄県道249号東風平豊見城線
- 沖縄県道7号奥武山米須線
- 沖縄県道134号線
- 沖縄県道256号豊見城糸満線

地理

県道82号線は、以下の自治体を通過します。

• - 那覇市
• - 島尻郡南風原町
• - 島尻郡八重瀬町
• - 糸満市

路線バス

那覇市内では、環状2号線区間を中心に多くの路線バスが運行しており、那覇市内の公共交通を支えています。特に、那覇インターチェンジから上間一日橋の間は、高速道路を走行するバスが多く利用されています。南風原以南では、地域輸送を担う路線が運行しています。

並行する鉄道・駅

沖縄都市モノレール（ゆいレール）が、県道82号線の一部区間（那覇市古島 - 首里汀良町）と並行しており、以下の駅が利用可能です。

• - 市立病院前駅
• - 儀保駅

主要施設

沿線には、以下の主要施設があります。

• - 那覇市立病院
• - 沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
• - 南風原町役場
• - 南部徳洲会病院
• - 沖縄県立糸満青年の家

県道82号那覇糸満線は、沖縄県南部における重要な交通インフラであり、都市部と周辺地域を結ぶだけでなく、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。歴史的な経緯や路線状況、交通網との接続状況を理解することで、この道路の重要性をより深く認識することができます。

もう一度検索