法華院温泉

法華院温泉とは

法華院温泉は、大分県竹田市久住町、九重連山の山腹に位置する温泉です。標高1,303mという高地にあり、九州で最も高い場所にある温泉として知られています。温泉地には一軒宿の法華院温泉山荘があり、ログハウスでの宿泊やキャンプも可能です。内湯のみですが、日帰り入浴も楽しめます。

温泉の特徴

泉質はカルシウム・マグネシウム・ナトリウム硫酸塩泉で、近くの硫黄山の火山活動によって泉質が変化することがあります。法華院温泉を含む旧久住町内の温泉は久住高原温泉郷と呼ばれており、竹田市の長湯温泉などと合わせて、竹田温泉群として国民保養温泉地に指定されています。また、九重・飯田高原観光協会が提唱する「くじゅう連山温泉郷」の一つにも数えられています。

歴史

法華院温泉の開湯は約500年前の1470年（文明2年）に遡ります。英彦山から養順法印が入山し、九重山法華院白水寺という修験道場を建立したのが始まりです。最盛期には多くの別院を持つ寺院でしたが、明治時代の廃仏毀釈や藩の支援停止などにより衰退。1882年（明治15年）の火災で建物の大部分を失いました。その後、登山客が増加したことを機に、山小屋として再建され、現在に至ります。

アクセス

法華院温泉へは、まず久大本線豊後中村駅からバスで約50分の長者原九重登山口を目指します。そこから、三俣山を時計回り（坊ガツル経由）または反時計回り（すがもり越経由）で巡る登山ルートを徒歩で約2時間進みます。坊ガツル経由の場合、登山口から約5.4kmの道のりです。

周辺情報

法華院温泉は、九重連山の豊かな自然に囲まれており、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。登山やハイキングの拠点としても人気があり、温泉と合わせて自然を満喫できるスポットです。

関連項目
温泉
温泉街
外湯
温泉番付
日本の温泉地一覧
九重山
三俣山 (大分県)

外部リンク
法華院温泉山荘（一軒宿のHP）

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