浅水駅

浅水駅：福井鉄道福武線の駅

福井県福井市浅水町に位置する浅水駅は、福井鉄道福武線沿線にある駅です。駅番号はF12。昭和2年6月5日、福武電気鉄道の兵営駅（現在の神明駅）から江端駅間の開通と同時に開業しました。一部文献では、同年7月26日、兵営駅から福井市駅（現在の赤十字前駅の前身）間の開業日に開業したとする記述も見られます。

昭和20年8月1日には、福井鉄道の設立に伴い、同社の福武線の駅となりました。昭和49年3月1日には貨物取扱いを廃止。平成4年には駅舎の改築が行われています。

駅構造

浅水駅は地上駅で、島式ホーム1面2線を有しています。駅舎は木造のログハウス風建築が特徴で、高い天井が開放感を演出しています。かつて貨物輸送も行われていた名残として、ホームの東側には引込み線が残り、現在も保守用の側線として利用されています。

えちぜん鉄道との相互直通運転計画においては、当初、浅水駅 - 鷲塚針原駅間で福井鉄道車両のみの片乗り入れが検討されました。しかし、浅水駅では折り返し運転が不可能であること、ダイヤ編成、そして旅客の利便性向上などを考慮し、計画が変更されました。その結果、越前武生駅（現・たけふ新駅）からの直通運転、そしてえちぜん鉄道車両も用いた相互直通運転が実現しています。駅の東側は両方向の急行列車が走行可能ですが、駅舎側の西側は福井方面の列車のみが停車します。

利用状況

浅水駅の利用状況は年々変動しており、正確なデータは福井鉄道の公式発表や統計資料を参照する必要があります。利用状況を把握するには、年度ごとの乗車人員や、任意の日に実施される乗降人員調査結果を参考にすることが重要です。ただし、乗降人員調査結果は、調査日の天候やイベント開催などの影響を受けやすく、年度間の単純比較は注意が必要です。

駅周辺

浅水駅周辺には、福井県立足羽高等学校、福井市足羽中学校、福井市麻生津小学校などがあり、多くの学生や地域住民が利用しています。駅周辺は住宅地が広がり、生活に密着した地域となっています。商業施設などは駅周辺に点在しており、生活に必要な買い物も駅周辺で済ませることができます。

隣の駅

参考文献

川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日
『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日
寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日
清水武『RM LIBRARY 206 福井鉄道（上）』ネコ・パブリッシング、2016年10月1日

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

電車浅水 - 福井鉄道

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