浜松バス

浜松バス株式会社

浜松バス株式会社は、静岡県浜松市浜名区に本社を置くバス会社です。遠州地方（静岡県西部）を主な営業エリアとし、貸切バス、路線バス、およびそれらに付随する事業を展開しています。

沿革

2005年11月：創業。当初は貸切バス（観光・送迎）と旅行業務を主に行っていました。
2007年3月28日：浜松市旧浜北市地域（現在の浜名区）で路線バスの運行を開始しました。

本社所在地

本社は浜松市浜名区内野2423-1にあります。この場所には、かつて遠州鉄道の観光バス部門子会社であった浜松観光自動車の浜北営業所がありました。その後、中・小型バス部門の子会社「ニュー浜松観光バス」に一時分社しましたが、2005年に浜松観光自動車（商号変更）浜北営業所として再統合されました。なお、現在の浜松バスとは法人格としては関係ありません。

運行路線・系統

創業当初は一般路線を運行していましたが、2019年9月30日をもって廃止され、現在はコミュニティバスのみを運行しています。

現行路線

浜松市浜北コミュニティバス
浜松市三ヶ日オレンジふれあいバス
湖西市コミュニティバス（コーちゃんバス）
磐田市生活バス路線「掛塚磐田駅線」

廃止路線

あらたまの湯線

主な経由地：西坂整形外科 - 内野台 - 染地台5丁目 - ニコエ - サンストリート浜北 - プレ葉ウォーク浜北 - なゆた浜北駅 - 浜名高校 - ふれあい福祉センター - 日赤病院 - 緑花木センター - 宮口駅 - 浜北さくら台病院 - あらたまの湯

ダイヤ改正

2007年7月4日

浜北中南部循環線において、サンストリート浜北、内野台、染地台（五丁目のみ）への乗り入れを開始しました。
経路変更に伴い、一部バス停を廃止しました。
通勤・通学時間帯を考慮したダイヤに変更し、朝・夜間の区間運転便も設定しました。

2007年11月1日

浜北中南部循環線で、利用状況に合わせたダイヤの見直しを行いました。
遠鉄線から東側の区間において大幅な減便（東回りの場合、13本/日から5本/日）が行われました。
早朝・深夜便の一部が廃止されました。
新たに染地台あらたまの湯線の運行を開始しました。

2009年4月20日

浜北中南部循環線を浜北中南部線と改称し、循環運転を廃止しました。
遠鉄鉄道線から東側の区間は1日1往復まで減便されました。
西側区間も路線変更（通学時間帯以外は浜北西高校への立ち寄りを廃止）が行われました。
天竜浜名湖線との接続を考慮し、染地台あらたまの湯線のダイヤ改正が行われました。

2010年4月1日

浜北中南部線を廃止し、遠州鉄道から東側区間のバス停を廃止しました。
染地台あらたまの湯線をあらたまの湯線と改称し、経路変更を実施しました。一部経路は旧中南部線のルートを継承しました。

2014年

ルート変更を実施しました。
協立十全病院の移転に伴い、同バス停を廃止しました。
万葉の森公園入口バス停を西側に800m移設しました。
ニコエを経由するルートに変更しました。
休日ダイヤでは、1往復を除きニコエ - 西坂整形外科間の運行を取りやめました。
なゆた浜北駅 - 小松駅 - 西部免許センター - 染地台のルートを廃止しました。

2019年9月30日

あらたまの湯線を廃止しました。

車両

貸切車は三菱ふそう製が多いですが、日野製の車両も保有しています。

路線車は、運行開始当初は川崎鶴見臨港バスと伊豆下田バスから移籍した6台（いすゞ・日産ディーゼル）を使用していました。その後、2008年2月末までに日産ディーゼル車2台が運用から離脱し、日野・リエッセが2台導入されました。また、旧京阪宇治交通（京阪宇治交サービス→京阪宇治交通→京阪バス）に在籍していた日産ディーゼル・KC-RN210CSNを1台購入しています。その他、三菱ふそう・エアロミディも投入されています。

2012年には日野・ポンチョが導入され、同社初の路線用新車であると同時に初のノンステップバスとなりました。

車番

車番は登録番号をそのまま利用しています。例えば、「浜松200か・592」であれば、592号車となります。これは遠鉄バスと同じ方式です。

その他

浜北駅とあらたまの湯を結んでいた「あらたまの湯 無料送迎バス」は2007年10月31日限りで廃止されました（染地台あらたまの湯線（現:あらたまの湯線）に移行）。
競合する遠州鉄道とともに、全国のバス事業者でも数少ない全路線初乗り100円を実施していました。
あらたまの湯線は、一部区間で西遠鉄道（廃線）に近い経路をたどります。
2021年10月1日より、PayPayでの支払いが可能になりました。
2024年4月1日より、湖西市コミュニティバス路線に限りAEON Payでの支払いが可能になりました（遠鉄タクシーが受託する鷲津循環線を除く）。

関連項目

遠鉄バス

参考

資料

「今号の気になりバス事業者 浜松バス」『バスマガジン』28号、41-43頁・63頁、2008年

外部リンク

浜松バス（公式サイト）

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