片岡あや子

片岡あや子

片岡あや子（1943年6月17日 - 1993年3月22日）は、日本の喜劇女優であり、吉本新喜劇でその才能を開花させた人物です。鳥取県出身で、安藤禮子、伊吹禮子、伊吹礼子といった別名でも知られています。夫は、チャンバラトリオの伊吹太郎です。

来歴

片岡あや子は、興行師である父と演芸の世界に身を置く母の間に長女として生まれました。幼い頃から芸能に触れる機会が多かったことが、彼女のその後の人生に大きな影響を与えたと考えられます。

彼女は元々歌手として活動していましたが、1959年にうめだ花月が開場すると同時に発足した吉本新喜劇（当時は吉本ヴァラエティ）に出演するようになりました。一時新喜劇を離れた後、1968年に再入団を果たします。当時、新喜劇は3チーム制でしたが、片岡あや子は実力で4人目のマドンナ役に選ばれ、1970年には副座長格にまで昇りつめました。当時、片岡は山田スミ子、中山美保と並び、新喜劇のマドンナとして人気を博しました。1978年に一時休養しましたが、その後も舞台に出演し続けました。

出演

片岡あや子は、数多くのテレビ番組に出演し、その演技で視聴者を楽しませました。

テレビ

サモン日曜お笑い劇場（毎日放送）
お笑い花月劇場（朝日放送）
夕やけ笑劇場（朝日放送）
タックルでぶっとばせ!
あっちこっち丁稚
ただいま浪人中
花の駐在さん（朝日放送）
吉本コメディ（読売テレビ）
暴れん坊将軍II 第130話「弁天様の甘い誘惑!」（1985年、テレビ朝日）- おかつ
遠山の金さんII (高橋英樹) 第15話「二人の男に愛された女!」（1986年、テレビ朝日）- おせい
水戸黄門（TBS / C.A.L）
第16部
第8話「仇討ち焼蛤幽霊旅籠 -桑名-」（1986年） - お仙
第23話「涙で誓った盗っ人仁義 -長岡-」（1986年） - 丹沢の妻
第18部 第30話「天下の嶮の悪退治 -箱根-」（1988年） - 濱屋お多賀
第20部 第5話「鰻が祟った幽霊旅籠 -浜松-」（1990年） - お艶
第21部 第1話「悪鬼が巣喰う岡崎城 -水戸・岡崎-」（1992年） - お粂
大岡越前（TBS / C.A.L）
第9部 第23話「兵助に隠し子がいた！」（1986年）- お仙
続続・三匹が斬る! 第18話「無理心中、娘十八怨み節!」（1993年、テレビ朝日）

レコード

* ふたり坂（東芝）

片岡あや子は、吉本新喜劇を中心に、テレビドラマなど多岐にわたる分野で活躍し、その才能と魅力で多くの人々に笑顔を届けました。彼女の功績は、日本の喜劇史にその名を刻み、今もなお多くのファンに愛されています。

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