特定免税店制度 (沖縄)

特定免税店制度とは

特定免税店制度は、2002年の沖縄振興特別措置法の改正により創設された、沖縄県独自の免税制度です。この制度は、沖縄県内の特定の場所で、特定の条件を満たす旅行者に対して、関税を免除した価格で商品を購入できるようにするものです。

制度の概要

この制度の大きな特徴は、香水やバッグといったブランド品を含む、幅広い商品が免税対象となる点です。ただし、購入できる金額には上限があり、1人あたり最大20万円までとなっています。また、酒税、たばこ税、消費税などは免税の対象外です。

免税の対象となるのは、那覇空港、宮古空港、下地島空港、または那覇港から沖縄県外へ出発する航空券や乗船券を持っている方です。現在では、電子航空券の情報で搭乗予定日と便名を申告することで、外国人の方や沖縄県在住の方も免税価格で購入できます。ただし、一部の高級ブランド品は、販売元の意向により免税の対象外となっている場合があります。

ウイスキーも販売されていますが、ウイスキー自体に関税がかからないため、免税価格ではなく通常の価格での販売となります。また、沖縄本島から離島へ移動し、その離島から直接本土へ帰る場合は、特定免税店での購入はできません。離島の空港には商品の引き渡しカウンターが設置されていないためです。

特定免税店

2018年7月現在、特定免税店として指定されているのは、那覇空港国内線ターミナル内のDFS免税店と、那覇市おもろまちにある「DFSギャラリア・沖縄」の2箇所です。おもろまちのDFSギャラリアで購入した商品は、空港または那覇港の引渡施設で、搭乗手続き後に受け取ることになります。

たばこの免税について

那覇空港から海外へ渡航する旅行者は、DFSギャラリア沖縄でたばこを免税で購入し、那覇空港国際線ターミナルで受け取ることができます。しかし、これは特定免税店制度によるものではなく、関税法に基づく保税売店の制度によるものです。この制度は、他の空港でも海外旅行の際に利用できます。

注意点

一部のブランド品は免税対象外です。
離島から直接本土へ帰る場合は、免税店は利用できません。
免税となるのは関税のみで、酒税、たばこ税、消費税は対象外です。
購入金額には上限があります。

関連項目

沖縄の観光戻税制度 - 特定免税店制度導入に伴い廃止された制度。
沖縄県
内閣府
沖縄地区税関
DFSグループ
DFSギャラリア・沖縄

外部リンク

沖縄型特定免税店制度(沖縄地区税関)
特定免税店制度（内閣府）
沖縄型特定免税店制度について（沖縄県）
DFSギャラリア・沖縄スペシャルサイト
DFSギャラリア・沖縄：ラグジュアリー・トラベルリテイラー
到着時の免税店

この制度を理解して、沖縄でのショッピングをお楽しみください。

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