現代歌人集会賞

現代歌人集会について



現代歌人集会は、現代歌人集会が主催する、新人の優れた歌集に贈られるです。このは、西日地域(中部地方以西)に在住する歌人を主な対象としており、現代短歌の新たな才能を発掘し、育成することを目的としています。

選考委員



2015年現在の選考委員は以下の通りです。

大辻隆弘
林和清
安田純生
島田幸典
真中朋久
紺野万里
前田康子
中津昌子
岩尾淳子
松村正直
魚村晋太郎
永田淳


これらの選考委員によって、厳正な審査が行われています。

対象



このは、新人の歌集を対象としています。応募資格は、原則として西日地域に在住している歌人です。現代歌人集会が関西を拠点としているため、このような地域的な限定が設けられています。

歴代受者と受



以下に、過去の受者と受作をまとめました。

出版社
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第1回 斎藤すみ子, 浜田康敬 『劫初の胎』,『望郷篇』 反措定出版局, 白玉書房
第2回 永田和宏 『メビウスの地平』 茱萸叢書
第3回 水落博 『出発以後』 不識書院
第4回 永井陽子 『なよたけ拾遺』 短歌人会
第5回 浜田陽子, 安森敏隆 『夕紅の書』,『沈黙の塩』 桃林書房, 新風土社
第6回 太田正一, 蒔田律子 『風光る』,『風景は翔んだ』 白玉書房, 古径社
第7回 百々登美子, 阿木津英 『草昧記』,『紫木蓮まで・風舌』 砂子屋書房, 短歌研究社
第8回 坂野信彦, 引野収 『銀河系』,『冷紅―そして冬』 雁書館, 桃林書房
第9回 東淳子, 水沢遙子 『化野行』,『時の扉へ』 石川書房, 不識書院
第10回 該当作なし
第11回 栗木京子 『水惑星』 雁書館
第12回 高倉レイ 『薔薇を焚く』 不識書院
第13回 對馬惠子, 三宅霧子 『古文花押』,『黄金井川』 不識書院
第14回 力身康子 『石の眼』 不識書院
第15回 櫟原聰, 土美紀江, 源陽子 『光響』,『ファジーの界』,『透過光線』 不識書院, 短歌公論社, 砂子屋書房
第16回 香川ヒサ, 筒井早苗 『テクネー』,『日のある時間』 角川書店, 石川書房
第17回 小石薫, 間鍋三和子 『木枯しの陣』,『二月の坂』 ながらみ書房, 短歌新聞社
第18回 奈賀美和子, 林和清 『ふたつの耳』,『ゆるがるれ』 川島書店, 書肆季節社
第19回 該当作なし
第20回 中津昌子 『風を残せり』 短歌新聞社
第21回 辻喜夫 『わかれみち』 ながらみ書房
第22回 米満英男 『遊歌之巻』 雁書館
第23回 池田はるみ 『妣が国 大阪』 阿弥書店
第24回 大辻隆弘, 坂出裕子 『抱擁韻』,『日高川水游』 砂子屋書房, 柊書房
第25回 沢田英史 『異客』 柊書房
第26回 大塚ミユキ 『野薔薇のカルテ』 短歌研究社
第27回 万造寺ようこ 『うしろむきの猫』 青磁社
第28回 島田幸典 『no news』 砂子屋書房
第29回 小谷陽子 『ふたごもり』 砂子屋書房
第30回 魚村晋太郎 『銀耳』 砂子屋書房
第31回 山下泉 『光の引用』 砂子屋書房
第32回 川[[本千栄]] 『青い猫』 砂子屋書房
第33回 小川佳世子 『水が見ていた』 ながらみ書房
第34回 紺野万里, 澤村斉美 『星状六花』,『夏鴉』 短歌研究社, 砂子屋書房
第35回 永田淳, 森井マスミ 『1/125秒』,『ちろりに過ぐる』 ふらんす堂, 短歌研究社
第36回 笠井朱美 『草色気流』 砂子屋書房
第37回 黒田瞳, 福井和子 『水のゆくへ』,『花虻』 砂子屋書房, 角川学芸出版
第38回 近藤かすみ 『雲ケ畑まで』 六花書林
第39回 大森静佳 『てのひらを燃やす』 角川学芸出版
第40回 楠誓英, 沙羅みなみ 『青昏抄』,『日時計』 現代短歌社, 青磁社
第41回 土岐友浩 『Bootleg』 書肆侃侃房
第42回 虫武一俊 『羽虫群』 書肆侃侃房
第43回 大室ゆらぎ 『夏野』 青磁社
第44回 山下翔 『温泉』 現代短歌社
第45回 藪内亮輔 『海蛇と珊瑚』 角川文化振興財団
第46回 笠木拓 『はるかカーテンコールまで』 港の人
第47回 北辻一展, 笹川諒 『無限遠点』,『水の聖歌隊』 青磁社, 書肆侃侃房
第48回 竹中優子, 田村穂隆 『輪をつくる』,『湖とファルセット』 角川文化振興財団, 現代短歌社
第49回 菅原百合絵 『たましひの薄衣』 書肆侃侃房
第50回 堀静香 『みじかい曲』 左右社


脚注



現代歌人集会は、現代短歌界において重要な新人の一つとして、その歴史を刻んでいます。このの受をきっかけに、多くの歌人がその才能を開花させてきました。

関連項目



歌人クラブ新人
現代歌人協会[[賞]]

外部リンク



* 現代歌人集会

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