番田駅 (福井県)

番田駅

福井県あわら市番田にあるえちぜん鉄道三国芦原線の駅、番田駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅です。無人駅のため、駅員は常駐していませんが、ホームには屋根付きの待合所があり、利用客は快適に列車を待つことができます。駅の出入口はホームの南側に位置しています。

歴史

番田駅は、1928年（昭和3年）12月30日、三国芦原電鉄の福井口駅から芦原駅（現在のあわら湯のまち駅）間の開業と同時に開設されました。その後、1942年（昭和17年）8月1日には、三国芦原電鉄が京福電気鉄道に合併され、同社の三国芦原線の駅となりました。

2001年（平成13年）6月24日に発生した京福電気鉄道越前本線列車衝突事故の影響で、全線運行が休止となり、番田駅も一時休業を余儀なくされました。その後、2003年（平成15年）2月1日、京福電気鉄道からえちぜん鉄道へ駅施設が譲渡され、同社の三国芦原線の駅となりました。そして同年8月10日、三国芦原線の西長田駅（現在の西長田ゆりの里駅）から三国港駅間の運行再開に伴い、番田駅も営業を再開しました。

駅構造と利用状況

番田駅は、先に述べたとおり無人駅で、シンプルながらも機能的な構造となっています。待合所はホームに屋根が伸びているため、天候に左右されることなく利用できます。駅周辺は田園地帯が広がり、のどかな風景が広がっています。北側からは芦原温泉の温泉街を望むことができますが、最寄りの駅は隣のあわら湯のまち駅となります。

1日の平均乗降人員については、公開されているデータを参照いただくのが適切です。具体的な数値は、えちぜん鉄道や関係機関の発表資料をご確認ください。

駅周辺情報

番田駅周辺には、あわら市番田区民館などの公共施設があります。駅周辺は静かな田園風景が広がり、のんびりとした時間を過ごすことができます。芦原温泉へのアクセスも比較的容易ですが、温泉街の中心部へは、隣のあわら湯のまち駅からの利用が便利です。

隣の駅

参考文献

『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日
川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日
『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日
寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年1月19日

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

番田駅 - えちぜん鉄道

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