白和町

白和町（しらわちょう）は、鹿児島県薩摩川内市に位置する町です。かつては薩摩郡川内町白和町、川内市白和町として存在し、郵便番号は895-0022です。2020年10月1日現在の人口は220人、世帯数は120世帯で、町内全域で住居表示が実施されています。

地理

白和町は、薩摩川内市の本土側西部、川内川の下流域に位置しています。市街地の西部に隣接し、北には大小路町、南から東にかけては横馬場町、西には向田本町と接しています。町の中心部を東西に鹿児島県道394号山崎川内線が通っています。

江戸時代には浦町として栄え、「平佐由緒記」には唐人も多く住んでいたと記録されています。また、現在の向田商店街は白和町から西に発展したとされています。

町名の由来

町名の「白和」は、1947年までこの地域に存在した白羽火雷神社に由来します。

歴史

前史

白和町の地名は鎌倉時代から確認でき、古くは「白羽」や「白波」とも書かれていました。文永元年の譲状に初めてその名が見られ、慶長2年頃には浦町として町場が形成されていたと「高麗道記」に記されています。

戦国時代から江戸時代にかけては平佐村の一部で、「唐人町」と呼ばれていました。明治10年頃に平佐村から分立し「白和町」が成立しましたが、1889年の町村制施行により再び平佐村の一部となり、薩摩郡平佐村大字平佐の一部となりました。その後、1929年に平佐村は隈之城村と東水引村と合併し、川内町となりました。

白和町設置以降

1940年2月10日、「薩摩郡川内町、町名改稱竝區域變更」により、大字平佐の字白和の区域が川内町の町「白和町」として設置されました。翌2月11日には川内町が単独で市制施行し、川内市となりました。

1965年4月1日、住居表示に関する法律に基づき、白和町・平佐町の一部で街区方式による住居表示が実施され、町名・地番の変更が行われました。これにより、白和町及び平佐町の一部から横馬場町が設置され、平佐町の一部が白和町に編入されました。

2004年10月12日、川内市を含む周辺町村が合併し薩摩川内市が誕生しましたが、合併協議会で町・字の名称は現行通りと決定されたため、白和町の名称はそのまま引き継がれました。

町域の変遷

（詳細な変遷についての記述は原文に無いため割愛）

人口

1995年以降の国勢調査による人口推移は以下の通りです。
（具体的な人口推移のデータは原文に無いため割愛）

施設

公共

向田排水機場

教育

川内隣保館保育園

郵便局

川内向田郵便局

寺社

真光寺

小・中学校の学区

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなります。
（具体的な学区の情報は原文に無いため割愛）

交通

鉄道

町内には鉄道は通っておらず、最寄りの駅は川内駅となります。

道路

一般県道
鹿児島県道394号山崎川内線

脚注

（具体的な脚注情報は原文に無いため割愛）

参考文献

川内郷土史編さん委員会『川内市史 下巻』川内市、1980年。
角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。

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