目白台

目白台（めじろだい）について

目白台は、東京都文京区に位置する町名で、現在は目白台一丁目から三丁目までの行政地名が存在します。郵便番号は112-0015となります。この地域は、文京区の西部に位置し、北側には豊島区の雑司ヶ谷、南側には関口、西側には豊島区の高田、東側には大塚や音羽と接しています。目白台は、緑が豊かで落ち着いた環境を持つ高台の文教地区で、近隣には多くの公園もあります。

地理と特徴

目白台は、長い間、高台であることから閑静な雰囲気が保たれています。かつては多くの大名屋敷があった地域であり、今でもその名残を感じることができます。例えば、東大病院分院の跡地は松平出羽守の下屋敷でした。また、文女女大学附属豊明小学校や幼稚園もそれぞれ大岡主膳正や鳥羽藩の下屋敷があった場所に位置しています。

このあたりは、地盤が強く、関東大震災や戦後の大規模空襲にも見舞われることがなかったため、古い細い路地や住宅街が残されているのが特徴です。目白台と豊島区目白は別々の地区ですが、その距離が近いために混同されることもあります。

目白台一丁目

一丁目には、田中角栄元内閣総理大臣の私邸である目白御殿や、日本女子大学附属豊明小学校と幼稚園があります。また、目白台運動公園も所在し、周辺には和敬塾や永青文庫、肥後細川庭園が点在しています。坂道も多く、富士見坂や豊坂、幽霊坂、胸突坂といった名前がつけられています。

目白台二丁目

二丁目には日本女子大学や長野県東京事務所宿舎、セコムジャスティック本社が位置しています。こちらも緩やかな坂があり、薬罐坂や清戸坂などが存在しています。

目白台三丁目

三丁目には稲荷神社や筑波大学附属視覚特別支援学校があり、東京大学目白台インターナショナルビレッジの跡地も見られます。文化的なスポットとしてはオルゴール博物館や区立目白台交流館も存在します。

地価と歴史

2017年の地価公示によれば、目白台の地価は80万1000円/m²となっており、静かで落ち着いた住宅地が広がっています。この地域は高田豊川町や雑司ヶ谷町などが合併して誕生しました。

地名の由来は、かつてこの地に目白不動という寺が存在していたことに由来します。目白台という名前の台地からこの名が付けられました。

史跡と文化

目白台には多くの史跡があります。大町桂月旧居跡や水神社、清土鬼子母神堂、窪田空穂旧宅跡などがその一例です。さらに、杉山寧の旧宅や日本女子大学成瀬記念講堂も文化財に指定されています。

交通

交通手段としては、都営バスや文京区のコミュニティバスが利用可能です。特に白61系統のバスが目白台一丁目、二丁目、三丁目を通ります。また、地域内には目白台運動公園前などのバス停も整備されていて、便利なアクセスが確保されています。

このように目白台は歴史深く、自然豊かな室内環境が魅力の地域です。

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