神奈川県道218号弥生台桜木町線

神奈川県道218号弥生台桜木町線について

神奈川県道218号弥生台桜木町線は、横浜市泉区の弥生台を起点とし、中区の桜木町に至る県道です。この路線は、横浜市の都市計画道路である権太坂和泉線と桜木東戸塚線の一部を構成しており、市内における幹線道路としての役割を担っています。

概要

この県道は、横浜市が計画する「3環状10放射道路」の一部として位置づけられています。特に、権太坂和泉線は、環状2号線から環状4号線を結ぶ重要な路線です。また、桜木東戸塚線の一部区間は「平戸桜木道路」とも呼ばれ、以前は神奈川県道202号に該当していましたが、路線再編により現在は218号線に統合され、202号は欠番となっています。

路線バス

この県道は、横浜市内を走る路線バスも多く通る、地域住民にとって重要な生活道路です。

通過する自治体

横浜市（泉区、戸塚区、南区、中区）

路線整備の状況

権太坂和泉線と桜木東戸塚線の整備状況

名瀬・岡津地区および名瀬地区（約2.5km）では、栄橋南交差点から名瀬下交差点までの約1.2kmの区間が2016年3月までに開通しました。この区間は、当面は往復2車線で運用されていますが、将来的には4車線になる予定です。一方、新橋町西田橋交差点から栄橋南交差点までの未整備区間（約1.3km）は、用地取得が完了していない箇所も残るものの、2022年以降にトンネル工事に着手し、2027年度頃の完成を目指しています。

また、桜木東戸塚線の平戸地区（約670m）も事業中ですが、用地取得の遅れから、2022年現在ではトンネル工事着工に向けて動き出した段階です。この区間も2032年度の完成を目指しています。

重複区間

都市計画道路権太坂和泉線
泉区弥生台（県道起点）から戸塚区名瀬町まで
供用区間：弥生台交差点〜新橋町西田橋交差点、栄橋南交差点〜名瀬中村橋付近（桜木東戸塚線接続部）
都市計画道路桜木東戸塚線
戸塚区名瀬町から中区桜木町一丁目（県道終点）まで
供用区間：名瀬中村橋付近〜東戸塚陸橋、山谷交差点〜桜木町二丁目交差点付近
※これらの重複区間は、県道との起点終点の関係が逆になっています。

都市計画道路権太坂和泉線

この路線は、保土ケ谷区狩場町の権太坂付近を起点とし、戸塚区品濃町で環状2号線と接続し、泉区和泉町で環状4号線に接続する全長約9.58kmの路線です。2018年3月時点で、戸塚区品濃町の一部区間と泉区新橋町から弥生台までの区間がほぼ整備完了しています。未整備区間である名瀬・岡津地区では、トンネル工事の準備が進められています。

都市計画道路桜木東戸塚線

この路線は、中区桜木町二丁目交差点付近を起点とし、戸塚区名瀬町までを結ぶ全長約10.54kmの路線です。この路線全体が県道218号線の一部となっており、起点から平戸の山谷交差点までの区間は「平戸桜木道路」と呼ばれています。東戸塚陸橋から名瀬下交差点までの区間も整備完了しており、名瀬地区の整備も完了しています。残る山谷交差点から東戸塚陸橋間は、トンネル工事が必要なため、整備が遅れていますが、2032年度の完成を目指しています。

通称

平戸桜木道路：戸塚区平戸から中区桜木町一丁目までの区間を指します。

接続・交差する道路

この県道は、多くの主要道路と接続・交差しています。

神奈川県道402号阿久和鎌倉線（弥生台交差点）：起点
神奈川県道401号瀬谷柏尾線（新橋町西田橋交差点）
名瀬道路（名瀬下交差点）
横浜新道（名瀬橋）
環状2号線（東戸塚陸橋）
国道1号（山谷交差点）
横浜横須賀道路（大池交差点）
横浜市主要地方道84号保土ヶ谷宮元線（井土ヶ谷交差点）
首都高速神奈川3号狩場線（花之木出入口）
横浜市主要地方道81号藤棚伊勢佐木線（初音町交差点）
横浜市主要地方道80号横浜駅根岸線（日ノ出町交差点）
横浜市道新横浜通り（花咲町二丁目交差点）
* 国道16号（桜木町二丁目交差点）：終点

今後の展望

神奈川県道218号線は、未整備区間の整備が進められており、今後も横浜市内の重要な交通インフラとして機能していくことが期待されます。特に、トンネル工事が必要な区間の完成により、交通の流れがよりスムーズになることが予想されます。

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