神田裕之

神田ヤスシのプロレスキャリア

神田 ヤスシ（かんだ やすし、1978年8月29日生まれ）は、日本のプロレス界で名を馳せる存在で、千葉県千葉市出身の男性プロレスラーです。彼は元々レフェリーも務めており、現在はDRAGON GATEに所属しています。

経歴

神田は1997年に闘龍門の2期生として試験に合格し、メキシコに渡りました。彼のプロレスデビューは、1998年の闘龍門自主興行でのSAITO戦です。メキシコでは、元WWE選手のTAJIRIとタッグチームを組む機会も持ちました。1999年に日本に帰国し、同年にはみちのくプロレスに初参戦。2000年には全日本プロレスにも登場し、望月成晃や望月享らと共にM2Kを結成し活躍しました。

神田の特徴的な髪型は注目を集め、逆立ち金髪のモヒカン頭は一度見たら忘れられないインパクトがありました。このスタイルは同時にドン・フジイとの論争のきっかけにもなりました。

しかし、彼のキャリアは2001年に大きな転機を迎えます。その年の興行中に堀口元気から受けた技の影響で、神田は重傷を負い、首の骨が1.5cmズレてしまいました。この怪我によって、命に関わる危険が指摘され、2002年に引退を余儀なくされました。引退試合では同期のストーカー市川と対戦しました。

引退後、神田は教頭として闘龍門に残り、その後DRAGON GATEが設立されると大会本部長として活動することになります。また、レフェリーとしても活動していました。

復帰とその後

2005年にトレーニングを再開し、医師の許可を得ると復帰への準備が始まりました。当初はかつての抗争相手であるドン・フジイとの再戦を果たし、2006年に一夜限りの現役復帰を遂げました。その後、ファンの署名活動により実際に復帰を果たし、マッスル・アウトローズとの抗争にも参加。その間、大会本部長から選手として現役に専念する決意を表明しました。

復帰後しばらくは目立たなかったものの、2007年にはオープン・ザ・ブレイブゲート王座を獲得し、体重を一か月で88キロから80キロに減量するという厳しいトレーニングを乗り越えました。その後、モヒカンスタイルに戻した神田は、青いマウスピースを口にくわえ、豪快に入場するなど、さらに存在感を増していきます。

2008年にはB×Bハルクとの抗争が始まり、仲間割れや敗北を繰り返しながら関わりを持ち続けました。神田のキャリアは常に新たな敵との抗争や仲間の裏切りによって彩られています。

タイトル歴と得意技

神田はDRAGON GATEで数々のタイトルを獲得し、オープン・ザ・ブレイブゲート王座やオープン・ザ・トライアングルゲート王座など名誉あるタイトルの保持者です。彼の得意技には、ダイビング・エルボー・ドロップや琉'S（リュウズ）、ジャーマン・スープレックス・ホールド、パンケーキなどがあり、進化する技術を常に磨き続けています。

神田ヤスシはプロレス界において、その多彩なキャラクターと獲得した多くのタイトルによって、観客に強い印象を与え続けている選手です。彼の今後の活躍から目が離せません。

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