福島県道37号白河羽鳥線

福島県道37号白河羽鳥線

福島県道37号白河羽鳥線は、福島県白河市から岩瀬郡天栄村へと至る主要地方道です。一般的に「白河羽鳥レイクライン」という愛称で知られ、天栄村内では羽鳥湖の美しい湖畔に沿って走る景観の良い道路として親しまれています。

概要

総延長：26.690 km
重用延長：44m
実延長：26.646 km
起点：白河市郭内
終点：岩瀬郡天栄村羽鳥字水上

歴史

1976年4月1日：建設省告示第935号により、福島県道舟津羽鳥白河線の一部が主要地方道白河羽鳥線として指定。
1976年11月16日：福島県によって県道路線として認定。
1993年5月11日：建設省から、県道白河羽鳥線が主要地方道として指定。

路線状況

真名子バイパス

西白河郡西郷村羽太から岩瀬郡天栄村羽鳥にかけての旧道は、手綱坂と呼ばれる難所でした。狭隘な道幅、急カーブ、急勾配が連続し、特に冬季のスリップ事故が多発していたため、交通の安全確保が課題でした。

この状況を改善するため、1993年度より西郷村羽太地内の現道区間2,300mのバイパス整備が事業化され、2008年12月8日に第1工区が開通しました。このバイパスの開通により、同時期に開通した国道289号甲子道路や無料開放された那須甲子有料道路と連携し、広域的な観光周遊や地域間交流の促進が期待されています。

現在、さらなる狭隘区間のバイパス建設（3.0km）が真名子2工区として計画されています。

道路施設

道の駅

道の駅羽鳥湖高原（天栄村）

橋梁

堀川橋
羽太橋：阿武隈川に架かる橋。1969年竣工。2013年度より歩道橋の整備が進められ、2019年度に完成予定。1998年の豪雨で橋台が被災。
金花橋：真名子川を渡る橋。1957年竣工。下り線側に人道橋が架設されている。
金花橋側道橋：1996年竣工
真名子大橋：真名子バイパスの主要構造物。2007年度竣工。曲線と勾配を持つ3次元線形。
唐沢橋：1969年竣工。羽鳥隧道に隣接。
羽鳥橋：鶴沼川を渡る。羽鳥ダムの天端を通過。

トンネル

羽鳥隧道：羽鳥ダム建設に伴う水没区間の付替えとして建設。幅員が狭く、坑口に急カーブがある。

通過する自治体

白河市
西白河郡西郷村
岩瀬郡天栄村

交差する道路

白河市
福島県道18号白河停車場線
国道4号
西郷村
福島県道281号増見小田倉線
天栄村
国道118号

沿線施設

JR東北本線白河駅
白河市立図書館
白河文化交流館コミネス
白河自動車学校
西郷村立羽太小学校
* 羽鳥ダム

福島県道37号白河羽鳥線は、地域の生活を支える重要な道路であるとともに、羽鳥湖周辺の豊かな自然や観光資源を結ぶ役割も担っています。沿線には、道の駅やダムなどの立ち寄りスポットもあり、ドライブやツーリングにも最適なルートです。

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