第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪

第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪

2019年2月8日から11日にかけて、別府[[競輪場]]で開催された第34回読売新聞社杯全日本選抜競輪（GI）。優勝賞金は2,990万円。この大会は、別府[[競輪場]]初のGI開催であり、また平成最後のGI決勝となった。

決勝戦の概要

2月11日に行われた決勝戦は、単騎の選手が3人いるという細切れの展開となった。レースは武田豊樹が先頭を切り、吉澤純平、佐藤慎太郎と続く。その後ろに中川誠一郎、松浦悠士、香川雄介、小倉竜二、和田真久留、吉田敏洋が周回する。残り2周で吉田敏洋が先頭に立ち、その後ろから和田真久留が仕掛ける。打鐘で吉澤純平が和田を抑えて先行態勢に入るも、中川誠一郎が最終1コーナー過ぎにカマシで先頭を奪取。吉澤が差を詰められないまま、中川が先頭で直線に入る。6番手から捲りを狙った松浦悠士は、吉澤の後ろにいた武田豊樹を捉えられず、不発に終わる。

レース結果

地元九州勢の中川誠一郎が、準決勝同様に1周以上を逃げ切る粘りの走りで優勝。2016年の日本選手権競輪以来となる、2度目のGI制覇を果たした。バックストレッチの大型ビジョンでスロー映像を確認後、ガッツポーズを披露。勝利者インタビューでは、2年後に再開が決定しているホームバンクの熊本[[競輪場]]への思いも語った。2着は佐藤慎太郎、3着は吉澤純平。武田豊樹は4着に終わり、GI最高齢優勝記録の更新はならなかった。レース終盤には接触もあり、香川雄介が落車（左肩関節打撲）するアクシデントもあった。

大会トピックス

別府初のGI開催: 別府[[競輪場]]にとって、開場以来初のGI開催となった。
キャッチフレーズ: 大会キャッチフレーズは「オニアツ。」（鬼のように強く、地獄より熱いの略）。選手たちは勝利を喜ぶ際にこの言葉を使った。中川誠一郎も、優勝インタビューで観客と一緒に「せーの、オニアツ」と叫び、会場を盛り上げた。
キン肉マンコラボ: 平成30年度特別競輪統一サイト「キン肉マン 超人ケイリン編」では、ネプチューンマンが今大会を担当。作中にはブラックホールと、別府競輪誘客プロモーションキャラクターの篠原信一（赤鬼役）が登場した。
ファンサービス: 「ニッカンPDF新聞」が連日無料提供された。
地上波中継: 日本テレビ系列で「坂上忍の勝たせてあげたいTV」が放送された。進行は望月理恵、ゲストは武井壮と狩野舞子が務めた。テレビ大分では二日目も独自に放送された。
表彰式: 中川の優勝者表彰式では、ラウンドガールと、活動を休止するスピーチーズがアテンドを務めた。
売上: シリーズ全体の売上目標は95億円だったが、実際は83億258万8500円と、前年比99.3%で、全日本選抜の売上ワーストを更新した。

競走データ

S級S班: S級S班の9名中、新田祐大と脇本雄太はナショナルチームの強化のため不参加。残る7名中、決勝に進出したのは武田豊樹のみ。
地区: 九州勢は坂本亮馬が欠場したものの、9名が参加。しかし、決勝に進んだのは中川誠一郎のみ。決勝には全国8地区中7地区から選手が進出した（近畿地区は全滅）。
初優出: 和田真久留と松浦悠士は、GI初優出。香川雄介は、昨年11月の競輪祭からのGI連続優出。小倉竜二は2011年6月以来のGI決勝。
優勝: 中川誠一郎は39歳8か月で、大会年長優勝の2番目。熊本所属選手の全日本選抜優勝は、2006年の合志正臣以来。九州地区開催のGIで九州勢が制覇したのは、2008年の井上昌己以来となった。

関連情報

別府[[競輪場]] 特設サイト
イー新聞競輪 特設サイト
日刊スポーツ 特設サイト
* KEIRINMAGAZINE: 第34回全日本選抜[競輪]優勝インタビュー 中川誠一郎選手 - YouTube

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