第5回立法院議員総選挙

第5回立法院議員総選挙（1960年）

1960年11月13日、琉球政府において第5回立法院議員総選挙が実施されました。この選挙は、行政主席の選出方法が立法院第一党の党首から選出される「第一党方式」に変更されてから初めての総選挙であり、大きな注目を集めました。

選挙の概要

公示日: 1960年10月24日
投票日: 1960年11月13日
議席数: 29議席
選挙制度: 小選挙区制
有権者数: 448,887人（男性：202,356人、女性：246,531人）
立候補者数: 80人

主な争点

この選挙の最大の焦点は、行政主席の選出方法が「第一党方式」となったことに伴い、当時の大田政作主席が率いる沖縄自由民主党が、過半数の議席を獲得できるかどうかでした。大田主席は、就任と同時に自民党総裁に就任し、党組織を強化して選挙に臨みました。一方、野党の沖縄社会大衆党や沖縄人民党がどれだけ議席を伸ばせるかも注目されました。

選挙結果

投票率: 84.72%

選挙の結果、沖縄自民党が29選挙区中22選挙区で勝利し、圧倒的な勝利を収めました。これは、革新系の沖縄社会大衆党、沖縄人民党、社会党の3党が選挙で共闘体制を組むことができず、それぞれ独自に候補者を擁立したことが、自民党に有利に働いた大きな要因です。

党派別獲得議席

選挙の背景

この選挙は、行政主席の選出方法が変更された直後の選挙であり、琉球政府の政治体制にとって非常に重要な意味を持っていました。保守勢力を代表する自民党が圧勝したことで、その後の琉球政府の政治運営に大きな影響を与えることになりました。

関連項目

立法院 (琉球))
立法院議員選挙法
中央選挙管理委員会 (琉球政府))

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