第62回オールスター競輪

第62回オールスター競輪

2019年8月14日から18日の5日間、名古屋競輪場を舞台に第62回オールスター競輪が開催されました。優勝賞金4,400万円を懸けた熱戦が繰り広げられました。

決勝戦の模様

決勝は、新田祐大が制しました。レースは、新田が先頭を取り、菅田壱道、渡邉一成、佐藤慎太郎と続き、平原康多、諸橋愛、中川誠一郎、郡司浩平、中村浩士という並びで周回しました。赤板ホームで菅田が突っ張り、誘導員が退避。青板2角から郡司と中村が後方に下げる展開となりました。打鐘時点で各ラインが縦長に。

平原が2角から捲りを放ち、最終バックで新田の前に出ますが、新田が内から粘って4角で平原を抜き去り、見事1着でゴールしました。2着には、新田と平原の間を突いた佐藤慎太郎、3着には諸橋愛が入りました。新田にとっては、2015年以来2度目のオールスター制覇、そして昨年2月の全日本選抜以来のGI優勝となりました。


渡邉は、最終バックで平原と諸橋に入られ、外を回る形となり、惜しくも4着。平原は5着、年間GI3勝がかかっていた中川は6着となりました。

大会の特徴

名古屋競輪場でのオールスター競輪開催は、2005年以来14年ぶり6回目。大会キャッチフレーズは「ド派手に魅せろ」で、競輪選手を魚類に擬人化する演出が特徴的でした。

ファンサービスとして、「ニッカンPDF新聞」と「専門紙PDF（中部競輪）」が連日無料提供されました。

また、大会期間中には台風10号の影響が懸念されましたが、名古屋市では大きな影響はなく、二日目も予定通り開催されました。しかし、台風の影響で一部の競輪場・場外車券売場では、場外発売が休止となりました。

地上波中継は、「坂上忍の勝たせてあげたいTV〜オールスター競輪2019〜」として日本テレビ系列で全国放送されました。

五日間の総売上は、台風の影響もあり109億1278万4500円となり、目標の115億円には届きませんでした。

競走データ

最年長参加選手は、51歳4ヶ月の神山雄一郎選手。30回連続のオールスター競輪出場を果たし、開会式で表彰されました。

推薦出場枠では、地元愛知から高橋和也選手が選出。

4日目には、「KEIRINレジェンドエキシビションII」が開催され、滝澤正光所長がインタビュアー、中野浩一氏が解説を務めました。俵信之、金古将人、小橋正義、後閑信一、内林久徳、山本真矢、吉岡稔真の7名が参加し、後閑信一選手が優勝しました。

決勝進出メンバー中、今回がGI初優出となった選手はいませんでした。渡邉と中村は、昨年大会のファイナリストです。東北勢4名がGI決勝に乗ったのは、2016年2月以来のことです。表彰式は、優勝者のみの単独で行われました。

外部リンク

KEIRIN.JP 特設サイト
名古屋けいりん 特設サイト
* イー新聞競輪 特設サイト

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