第7回全国同時地方選挙 (韓国)

第7回全国同時地方選挙

第7回全国同時地方選挙は、2018年6月13日に実施された大韓民国の地方自治体に関連する重要な選挙です。この選挙では、広域自治団体の市長や知事、基礎自治団体の団体長、さらには教育監に至るまで、17市道において幅広い役職が選出されました。これは、地方自治制度が復活してから7回目の選挙であり、特に文在寅大統領政権の下での実施となりました。

選挙の背景には、李明博政権や朴槿恵政権に対する不正・腐敗の清算を求める動きと、文在寅大統領への支持率の高さが影響を与えました。結果として、与党である共に民主党は、全国17か所の広域自治体の首長選挙において14の自治体で勝利を収め、圧勝しました。対照的に、自由韓国党は、前任政権時代と比較しても厳しい結果となり、大邱市長選や慶尚北道知事選を除いて、ほとんどすべての選挙で負けを喫しました。

特に今回の選挙では、正義党が比例代表制において8.97%の得票率を記録し、与党と自由韓国党に次ぐ第3位となりました。これは、前回の地方選挙と比較しても大きな進展を見せています。正しい未来党は、特にソウル市長選において厳しい結果に直面し、当選した共に民主党に大きく差をつけられることとなりました。

文在寅大統領は選挙後の発言で、「地域主義と分裂の政治の流れが続く中で、今後はそのような政治を支持することはできない」とし、選挙を通じて新しい政治の構築を目指す姿勢を強調しました。

選挙のスケジュール

選挙の具体的なスケジュールは以下の通りです。まず、候補者の登録は、2月13日から始まり、3月には市道、区市、郡の候補者登録が行われました。その後、正式な選挙期間が設けられ、投票日である6月13日までの間に、事前投票も実施されました。

具体的には、以下のような日程で進められました：

• - 2月13日: 市道知事選挙予備候補者登録開始
• - 3月2日: 市道議会議員選挙及び区市長選挙予備候補者登録開始
• - 4月1日: 郡議員及び郡守選挙の予備候補者登録開始
• - 5月24-25日: 候補者登録申請期間
• - 5月31日: 公式選挙期間開始
• - 6月8-9日: 事前投票期間
• - 6月13日: 投票日

選挙は広域団体長や基礎団体長、議員、教育監など多数の役職について実施され、合計七種類の投票が行われました。全体として、広域団体長17名、基礎団体長226名、広域議員824名、基礎議員2927名が選出されました。

主な政党と結果

この選挙には、共に民主党、自由韓国党、民主平和党、正義党、正しい未来党、民衆党などが参加しました。それぞれの政党において、当選者が出る結果となりましたが、特に共に民主党が強い支持を得て、勝利を収めました。

このように、第7回全国同時地方選挙は、大韓民国の政治において重要な意味を持つ結果となり、今後の地方自治の展望に影響を与えました。

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