篠崎公園

篠崎公園：江戸川区のオアシス

篠崎公園は、東京都江戸川区に位置する都立公園で、上篠崎、篠崎町、西篠崎、谷河内、南篠崎町、鹿骨といった広範囲にまたがっています。その起源は1940年の紀元2600年事業に遡り、当初は緑地として計画されましたが、太平洋戦争の影響で整備が中断されました。戦後、公園用地は農地として利用されましたが、1957年に都市計画決定を経て、再び公園整備が始まりました。

歴史と変遷

1967年に公園の一部が開園しましたが、宅地化の進行により、1976年には計画面積が大幅に縮小されました。しかし、A地区とB地区を結ぶ回廊部分は維持され、現在の公園の形が形成されました。2012年には新たな整備計画が答申され、現在も継続的な整備が行われています。

江戸川高規格堤防事業

公園の江戸川側では、高規格堤防の嵩上げ工事が2016年度から行われており、2026年度の完成を目指しています。この堤防は、完成後には大規模な救出救助活動拠点としての役割も担います。

公園の特徴

篠崎公園は、スポーツ施設、広大な芝生広場、児童遊園などが整備されており、地域住民にとって欠かせない存在です。公園はA地区とB地区に分かれており、A地区は江戸川区上篠崎に、B地区は鹿骨付近に位置しています。両地区は徒歩で5〜10分程度の距離にあります。A地区は江戸川に隣接しており、河川敷の緑地帯と合わせて、広大な緑の空間を形成しています。園内には多くの樹木が植えられており、春には桜が咲き誇ります。

主な施設

A地区

野球場
小野球場（兼用競技場）
テニスコート（8面）
バーベキュー広場（予約制）
多目的広場（2箇所）
芝山
和風広場
桜の広場
木の砦
児童遊園（2箇所）
バスケットゴール
更衣棟

B地区

野球場
江戸川区少年野球場
スポーツ児童遊園
ドッグラン（利用登録制）

アクセス

A地区

鉄道：都営新宿線篠崎駅から徒歩15分
バス：京成バス小72系統「浅間神社」下車徒歩3分、京成バス小73系統「公園入口」下車徒歩3分、京成バス新小71系統「新皆面橋」下車徒歩7分
駐車場：有料駐車場あり

B地区

鉄道：篠崎駅（西口）より徒歩約6分
バス：京成バス小73系統「小岩消防署」または「鹿骨二丁目」下車すぐ、京成バス新小71系統「虹の家」下車すぐ
駐車場：有料駐車場あり

開園時間と料金

開園時間：常時開園
料金：入園無料（各施設利用は有料）

周辺情報

A地区周辺

江戸川、篠崎緑地、江戸川グランドなどの緑地
浅間神社、妙勝寺などの史跡
コンビニエンスストア、飲食店など

B地区周辺

本郷用水親水緑道、谷河内テニスコートなどの施設
高野山慶乗院などの史跡
コンビニエンスストア、ファミリーレストラン、ホームセンターなど

篠崎公園は、区民にとって貴重な憩いの場であり、スポーツやレクリエーション、自然散策など、様々な楽しみ方ができる場所です。年間を通して多くのイベントが開催され、賑わいを見せています。

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